平日、家に帰って来て夕飯を食べている時間がすごく好きです。

帰るのが8時ぐらいで既に腹ペコ、そっからお料理をすると遅くなるので、
手の込んだものは前の夜につくることにしております。
その日の夕飯を食べ終わったら明日の夕飯をつくる、そんな感じです。

昨日つくった酢豚を温めて食べました。
それに豪華なお味噌汁。
大根と、桜えびと、ジャコと、玉子まで入って栄養たっぷりです。

はーぁ。落ち着く。


さてさっき、今回の日記にぴったりの、こんな記事を見つけました。
以下抜粋。

科学者が警告!
SNSが常に自分の日常へのフィードバックを求める「自分を見て!構って!」世代を作り出している。

こういったネットの動きはユーザーの集中力を低下させ、安易に得られる快楽への欲求を高め、そして会話中のアイコンタクトなど非言語能力を下げると言われている。
「なぜ他人が朝食に食べたものを気にしないといけないのでしょうか? これは私に幼児が『僕を見て、ママ!僕、これをしているんだ』と言っているのを思い出させます。彼らはまるで自己認識の危機にあるようです。ある意味、このような行動は彼らの脳の時間を止めているとも言えます」

この他にも、一部のFacebookユーザーは毎日他人から見られ、賞賛される「ミニ有名人」にならなければならないと思っており、彼らは自分を知る他人こそが自分のアイデンティティーを定義するものだと考えているとグリーンフィールド氏は言う。

最後にグリーンフィールド氏は「考えてみて下さい。自分が自分のことをどう思うかより、他人が自分のことをどう思うかを心配する社会が、何を意味するのかを」と述べ、今の社会が抱える問題を提示した。


ニコ動とかの内輪有名人の自己顕示欲が、まず頭をよぎりました。

私もよく、アレ食べたコレ食べたと長々ブログに書いておりますが、
「私に注目して!」ってことは無論なく、
親しい友達に向けてのお喋り、もしくは自分自身の備忘録という位置づけです。
あかの他人にまで発信しようとは思わないけど・・・
でも博士の言うことも、一理あるなぁと、思ったり思わなかったり、でした。


さて。

ダニエルのことを考えています。

ダニエルというのは昨日の日記に登場した、サヴァン症候群の男性です。

さらに、そういえば、彼はゲイなのです。
そしてそれを両親に告白するシーンもまた、
静かな感動で胸がいっぱいになるシーンでした。

“ぼくはゲイで、とても好きになった人に会うつもりでいる、と告げていた。両親はしばらく口をきかず、ぼくを見つめるばかりだった。ようやく母が、それはまったく問題ではないし、あなたに幸せになってほしいと思っている、と言った。父の反応も肯定的で、きみが愛し愛される相手と出会えることを願っている、と言った。ぼくもそう願っていた。 ”


昨日も一度書いたように、この作品は、
サヴァン症候群ってすごい!とか、
アスペルガー症候群って大変だな~とか、
さらには、てんかんの発作や自閉症スペクトラム障害や同性愛まで、
ダニエルって波乱万丈><
みたいなそういうことではなくて、

そこにひとりの人間がいて、
その人が周囲の愛に包まれながら、
自分自身のチカラを振り絞って人生を切り拓いていく、

という、そこにものすごい衝撃的な感動があるのです。


ちなみにこの本のタイトルにも少し触れておきましょう。

『ぼくには数字が風景に見える』
これは実際、ダニエルには一万までのあらゆる数字が形となって見え、
それに色や感情がついていたりもするのです。

で、ある時ダニエルは、円周率の暗記に挑戦します。
小数点以下22,514桁までをひとつの間違いもおかさず、
5時間9分という時間をかけて暗唱しました。ヨーロッパ記録なんだそうです。

ダニエルは数字だけでなく語学の天才でもあり、
10ヶ国語を自由に操ることができるし、
中でも最も難しいとされるアイスランド語はたったの一週間でマスターしました。

って、こう書くとやっぱり、
ただの「世界びっくり人間」というか、超人の物語のように聞えてしまうけれど、
でもそうじゃない、
何度でも繰り返しますが、
人生にもがくひとりの人間が成長していく過程を描いたところに、
この作品の素晴らしさはあるのです。
お時間のある方はぜひ手に取ってみてください。

“自分の半生を書くことで、ぼくは、自分がいかに遠くまでやって来たかを知り、その道のりを振り返ることができた。 若い人たちには、ひとりぼっちではないこと、だれもが幸せで実りある人生をおくれることを知ってほしい。そして自信を持って生きていってほしい。ぼくがその生きた見本なのだから。 ”