悔しいっていうか悔しいとは違うのかもしれないけど、
「mmm....」
ってゆー気持ちになる瞬間の話。

いきどおり?
もどかしい?

わかんないけどそーゆー感じ。
バンクーバーにいると、よく「日本では~」っていう言葉を耳にするし、
私も使うし、授業中に話題になったりもします。
でもそういう時にいつも、
他の日本人が話す「日本」と、自分の知っている「日本」が微妙に違うので、
そのことに、アレ???っていう気持ちを抱いてしまいます。

それしきのことにこだわるなんて器が小せぇなぁと思われるだろうけど、
表面上はなんとなく取り繕うというか、
軽く流すことが出来ても、

やっぱり胸のうちのモヤモヤが治まらないのです。


例えばどういうことかというと、

日本では道行く人がフレンドリーじゃないとか、
日本ではハロウィンに仮装なんてしないだとか、
日本ではたまたまバーで座って隣の人と友達になるなんてあり得ないだとか、
日本では日本では日本では、
ってやつです。

私は日本にいる時にも、知らない人とすぐに友達になったし、
もちろん人によっては全然うまが合わない人だっていたけど、
たまたま居酒屋のトイレに並んでた人と、その後ライブ友達になったこともあるし、
たまたま隣のゴザで花火を見てた人と仲良くなって一緒に高尾山に登ったこともあるし、

ハロウィンにだって毎年仮装をしてました。

それはあなたがテーマパークに勤めてたからでしょうとか、
渋谷や新宿のクラブだけの話でしょうとか言われるけど、そうじゃなくて、
普通に中野の友達の家で鍋だかピザだかやろうって約束して、
仮装して中央線に乗って駅前のスーパーマーケットで仮面つけたまま買い物したりもしました。

今年は日本にいる友達がゾンビになって映画を観に出かけたようです。

それから、
日本人は周囲の目をとても気にするので、
バンクーバーの人のようにファッションを楽しんでいません。
要するにとても保守的です。
っていうことをこないだの授業中に誰かが言っていて、

その時も「mmm...」っていう気持ちになりました。
そうかなぁ、そうかなぁ、
ほんとにそうかなー。

私は日本にいた時にも好きな服を好きなように着ていました。
私だけが特別そうだったわけではありません。
私の友達もみんなみんなそうだったように思います。
そんなことは確認をしたことがないから真相はわからないけれど、
みんな勝手に好きな服を着ていて、
服を着ることが楽しそうでした。

原宿や渋谷に行けば、わけのわからない格好をした老若男女がうようよいますが、
なにもその場所に行かなくたって個性的な服を着ることは可能です。
もちろん。

私は漁港と茶畑に囲まれたド田舎の出身ですが、
地元にいた頃の方が、若干の勘違いを含みつつお洒落を楽しんでいました。
ロリータだったり、コギャルだったりしました。
15歳の時に、おじいちゃんとおばあちゃんしか通らないようなアゼ道を、
古着のTシャツにテニスのスコートに白い網タイツに編み上げのブーツを履いて歩き、
またある時はビキニトップにエナメルのホットパンツにバービーみたいなピンヒールで歩き、
それは今から15年も前なので当然ものすごく浮いていたと思いますがそれでも一向に構わず、
意気揚々としていました。

私は自分のファッションのせいで人気者になったこともなければ、
苛められたり、仲間外れにされたり、恥ずかしい思いをしたこともありません。
ただただ、別に普通でした。
15年前の、ほんの田舎の街でそれが出来たというのに、
どうして 「日本人はシャイだから他人の目を気にします。」なんて意見が、
まるで世界共通みたいにのさばっているのか不思議でなりません。

日本全国を見渡してみれば、私の仲間内は少数派ということになるのかもしれないけど、
私がいつも思うのは、
「日本にだってそうじゃない人もたくさんいるのに」
ということです。

テレビや雑誌に出るような特定の人間だけじゃなくて、
私や、私の周りのごくごく一般の人間の中に、
ステレオタイプの日本とは一味違う性格の人がいっぱいいるのだから、
そろそろ世界の認識も、変わってきてもいいんじゃないかしらと思うわけです。

それなのに当の日本人が率先して、
「日本人はだいたいみんなおとなしくて、あまり刺激もなく、平和で退屈です。」
みたいな意見を外国の人に広めるので、ちょっと残念な気がしてしまうのです。
それから、もう一点。

バンクーバーでしか出来ないことも確かにあります。
でも、日本でも出来ることもいっぱいあります。

「日本ではこうはいかない。日本てつまらない。」
という考え方は、なんだかもったいないです。

日本でも出来るよ。
日本でもすればいいのに。
もし自分がそうしたいなら、どこの国にいてもそうすればいいのに。

と、私はいつも思います。
自分次第なのに、と思います。

「mmm...」 っていう、言いようのない気持ちになってしまいます。

仮に日本人が外国人に比べるとテンションが低くて盛り上がりに欠けて、
周りの目を気にして常におとなしく、感情をあまり表に出さないし、勤勉で真面目だ。
というのが真実だとします。
まぁそれならそれでもいいです。

でも、だとしても、
もしそれが嫌なら自分がそうならなければいいだけの話だと思います。

こないだクラスメートが、
「カナダの人は自由でいいなぁ。日本に帰りたくないなぁ。」
って言ったのを聞いて、
その瞬間に、ここに書いたような気持ちでいっぱいになりました。

だけどあんまり仲の良い子でもなかったし、
うまく伝えることが出来ませんでした。

彼にとって、日本はとても窮屈なんだそうです。
でもやっぱり私が思うに、
日本だって自由です。

なんだかえらそうな言い方かもしれないけれど、
自分の毎日がつまらないのを、“国のせい” にするなんて変なの!
と、思います。




今日は些細なことを長々と書いて鬱憤を晴らしてしまいました。ははは。

とにかく私は日本が好きだし、バンクーバーも好きだし、
自分のいる場所はどこだって好きです。
自分の人生が思い通りにいかないことを何かのせいにするなんて信じられない。
日本のせいとか、環境のせいとか、
理由をこしらえるのは楽チンだろう。
もし環境がこうだったらOO出来るハズなのに、なんて、
とんでもなくズルい言い訳だと思う。

最近ほんとにそういうことを思う。