さて、目が覚め改めまして、明けましておめでとうございます。
2013年になりました。どんな年にしようかな。
今回の冬休みの旅は、
1年間頑張って働いた自分たちをねぎらい、きちんと身体を休めるための旅ということで、
わざと何にも計画せずにやって参りました。
なぜならば、前回夏に広島に旅行した際、
張り切り屋の私が張り切りすぎて、
早朝から深夜までぎっしり予定を詰めてしまったからです。
せっかくの休みだというのに、
仕事の日よりもハードスケジュールっていう・・・
今回それは避けて、ホテルで寝正月でもしよう!
と、映画を2本もDVD に焼いてきてもらったわけですが。
しかし今日も早起きして、バスに揺られています。どんどん山の中へ。
実はホテルを予約する際にうっかりして、禁煙指定を忘れていたのです。
初日に案内された部屋は残念ながら煙草の匂いの染み付いた喫煙ルーム。
煙草を吸わない私達にはとても耐えられません。
それで翌日は部屋を替えていただくことにしたのですが、
そのためには一度チェックアウトをして再度3時にチェックインをする必要があります。
で、結局今日という日をホテルの中でごろごろ過すことは不可能になりました。
説明が長くなりましたが、
このことが発覚したのが昨日のこと。
結局我々はすぐに、正月1日目のバスツアーに申し込み、
今朝こうしてバスに乗って白川郷に向かっているというわけなのです。
世界遺産にも指定されている合掌造りの集落・白川郷は、新緑の夏も、紅葉の秋も美しいようですが、
白銀の冬もかなりおすすめです。
また、自力で行くよりもバスツアーが絶対に良いと思います。
バスは1時間に1本しかないし、
道も慣れていないと危険だし、
お値段的にもツアーの方がお得でした。
さて最初に到着したのは五箇村です。こちらの寒さをなめていた我々は、
お土産物屋さんに一時避難し、傘を購入しました。
大量に並んでいたのは、名物のさるぼぼです。ぼぼっていうのは赤ちゃんのことだそうで、
他にもいろんな色、いろんな大きさのさるぼぼがいました。
五箇村には、資料館が2棟あります。
実際に人が生活をしている村で、雪かきやら防寒対策やらの大変さを思うにつけ、
村人たちを尊敬せずにはいられません。
特に私はとても寒がりなので、
観光ならまだしも、ここで日常生活を送ることは恐らく無理だと思うのです。

この積もり方!
ただ、これだけ深い雪を見て浮かれてしまったのも事実で、そもそも雪国生まれの方には珍しくもない風景でしょうが、
雪の降らない静岡出身、
せっかく行ったカナダもまさかの暖冬、
スノボも人生で2回しか経験のない私にとっては、
たくさん雪が降っているというただそれだけのことも、
なんだか御伽噺の中に入り込んだような不思議な昂揚を伴うのでした。
すごいすごい。さて、そこからまたバスで移動しまして、
山の休憩所のような場所でお昼ご飯をいただきます。
名物のホウバ味噌。他にも石割豆腐という、この地方独特の固めなお豆腐や、
黒米、山菜のお漬物のお浸しなどなど盛り沢山な郷土料理をいただきました。
外からは、白川郷を一望できます。昔ながらの集落を眼下に見渡して記念撮影をしました。
現地のスタッフの方が快くシャッターを押してくださるのですが、
その時の掛け声が「はい、チーズ」などではなく、
「しら・かわ・GO」
と、後々までかなり癖になるものでした。
や、別に、「GO」と言ってるつもりはないのでしょうが、おかしなテンションなのです。
一緒のバスに乗り合わせた小さな子供も、
その後マネをして楽しそうにつぶやいていました。


昼食後しばらくバスに揺られ、いよいよ白川郷に到着です。漫画日本昔話にでも出てきそうな家々の様子、
真っ白なパウダースノー、お正月のおめでたい空気、
寒いのが大の苦手なはずなのに、
そんなこと言っていられないぐらい楽しい気分になりました。


なんて幻想的な景色でしょう。日本も広いなぁ、と感心しました。
雪は冷たいけれど触るとふわふわして、
ついつい何度も触りたくなります。
こちらは、落ちてきたら死んでしまいそうな大きなつらら。
ただただ歩いているだけで冒険しているみたいに思えてきます。お正月早々、ほんとに素敵な場所に来たものです。
途中で暖を取るために囲炉裏端でいただいたぜんざい。これまた感動的な美味しさでした。

いくつかの建物には実際に入ることができます。私はブーツを脱ぐのが大変だったので上がりませんでしたが、
ぜんざいをいただいた家屋に登ってみると、
3階まであって、天井裏など興味深かったです。
釘を一本も使わずに建てられているという合掌造り。他にも様々な工夫が凝らされています。
昔の人は偉大だな。それをしっかりと継承し続けている村人も立派だな。
それを私がこうして見物にやって来て、
いろいろ刺激を受け、感動し、楽しんで東京に帰って行きます。
心の栄養です。ありがとう。

バスに揺られて高山のホテルに帰りましたが、実は白川郷には宿泊可能な場所もあって、泊まることができるのだそうです。
へー、今度は夏にまた来てみたい。
帰りのバスで少しだけ浅い眠りについたとき、
あの美しい白川郷の景色が脳裏に浮かんで、
夢よりも夢みたいだったのでした。
