読んだ本のことや食べたご飯のことは、
たいがいすぐにその日のブログのネタになるのですが、
たまにいろいろ重なって、もしくは、印象が希薄で、
読んだけれどブログに登場しない本もあります。
でも、ま、いちお。
スキップされた読書感想文のようなものを、備忘録として。
*
『半島を出よ 下』 村上龍
上巻に引き続き相当な分厚さではありますが、
調子に乗ってるときの村上龍ってほんとに面白い。ぐいぐいです。
この小説を書くために非常にたくさん取材をしたそうで、
調べて知ったこと、全部書きたかった!という感じの盛りだくさんさ。
メタなレベルから物を申せばなんだか村上龍が可愛らしいです。
いっぱいがんばったんだネ!
この小説が出版された当時は、
いくらなんでも日本政府はこんなに無能じゃないだろうけど、
などと楽観的に考えておりましたが、
3月の大震災以後、復興対策や原発への取り組み方を見ていると、
ほんっとーに、現実の政府もこの小説の政府と同様か、それ以上にアレなのでは?
と、並々ならぬ恐怖を覚えます。
政治や、隣国との関係に対する一般人の関心が高まってきた今、
もう一度ブームになればいいのに、と思う小説です。
*
『ジェネラルルージュの凱旋』 海堂 尊
これはいつかドラマを観たことがあって、
興味本位で原作を借りて読みました。
ドラマと小説でキャラ設定がかなり違うため、
これ逆に、原作に思い入れがあって、ドラマを観たら嫌だったろうなぁ、
と思いました。
よく、“原作レイプ”って騒がれてますが、
もう別物と割り切るしかないのでしょうね。
でも別物と割り切るしかないような作り方をするのであれば、
ハナから新しい作品を産み出すぐらいしてみろってんだ、
製作側だってクリエイターで飯食ってんだから。
と私は時々憤ります。
キャラクター、ストーリーの主軸などは変更せずに、
ラストだけオリジナルにするなどして、
「ほう、こういう解釈の仕方もあったか。これはこれで新しいな」
なんて思えたら、ドラマ化や映画化も大いに結構ですが、
なんかね・・・・・(ドラマや映画になって残念だった、大好きな小説や漫画を思い出している)・・・・・
はい。
今回読んだ、チームバチスタシリーズに関して言えば、
最初に観たのがドラマの方だったので、
嫌なギャップを感じることもなく、原作とこんなに違うんだー、ふぅーん、
ぐらいお気楽に楽しめました。
白鳥サンガ酷イケド。
*
『性虐待の父に育てられた少女(わたし)』 川平那木
ノンフィクション、ある家族の話です。
何かを本当に乗り越えるということと、
諦めて開き直るということは違うのに、
多くの人はそれらを混同している。
と、昔言っていた人がいました。よく覚えています。
対象が何であれ、それに直面することは簡単ではありません。
諦めたくせに、克服したフリをするなんていやらしいことだけど、
そういうのって無意識にしてしまうんだと思います。
場合によっては、そうした方が表面上平和に暮らせるわけだし、
なにより、問題と直面し乗り越えるのは痛みや苦しみを伴います。
うまくいく保証もどこにもありません。
でもこの本を書いた、川平さんはそれをしています。
彼女の受けた傷の大きさを、
一読者が簡単に 「わかる」 なんて言ってはいけませんが、
彼女の踏み出した尊い一歩に、畏敬の念を抱いてやみません。
*
他にもなにか、感想を書き留めないうちに図書館に返却してしまった本があった気がするんだけど、
タイトルすら忘れてしまいました。
読書の秋です。
たいがいすぐにその日のブログのネタになるのですが、
たまにいろいろ重なって、もしくは、印象が希薄で、
読んだけれどブログに登場しない本もあります。
でも、ま、いちお。
スキップされた読書感想文のようなものを、備忘録として。
*
『半島を出よ 下』 村上龍上巻に引き続き相当な分厚さではありますが、
調子に乗ってるときの村上龍ってほんとに面白い。ぐいぐいです。
この小説を書くために非常にたくさん取材をしたそうで、
調べて知ったこと、全部書きたかった!という感じの盛りだくさんさ。
メタなレベルから物を申せばなんだか村上龍が可愛らしいです。
いっぱいがんばったんだネ!
この小説が出版された当時は、
いくらなんでも日本政府はこんなに無能じゃないだろうけど、
などと楽観的に考えておりましたが、
3月の大震災以後、復興対策や原発への取り組み方を見ていると、
ほんっとーに、現実の政府もこの小説の政府と同様か、それ以上にアレなのでは?
と、並々ならぬ恐怖を覚えます。
政治や、隣国との関係に対する一般人の関心が高まってきた今、
もう一度ブームになればいいのに、と思う小説です。
*
『ジェネラルルージュの凱旋』 海堂 尊これはいつかドラマを観たことがあって、
興味本位で原作を借りて読みました。
ドラマと小説でキャラ設定がかなり違うため、
これ逆に、原作に思い入れがあって、ドラマを観たら嫌だったろうなぁ、
と思いました。
よく、“原作レイプ”って騒がれてますが、
もう別物と割り切るしかないのでしょうね。
でも別物と割り切るしかないような作り方をするのであれば、
ハナから新しい作品を産み出すぐらいしてみろってんだ、
製作側だってクリエイターで飯食ってんだから。
と私は時々憤ります。
キャラクター、ストーリーの主軸などは変更せずに、
ラストだけオリジナルにするなどして、
「ほう、こういう解釈の仕方もあったか。これはこれで新しいな」
なんて思えたら、ドラマ化や映画化も大いに結構ですが、
なんかね・・・・・(ドラマや映画になって残念だった、大好きな小説や漫画を思い出している)・・・・・
はい。
今回読んだ、チームバチスタシリーズに関して言えば、
最初に観たのがドラマの方だったので、
嫌なギャップを感じることもなく、原作とこんなに違うんだー、ふぅーん、
ぐらいお気楽に楽しめました。
白鳥サンガ酷イケド。
*
『性虐待の父に育てられた少女(わたし)』 川平那木ノンフィクション、ある家族の話です。
何かを本当に乗り越えるということと、
諦めて開き直るということは違うのに、
多くの人はそれらを混同している。
と、昔言っていた人がいました。よく覚えています。
対象が何であれ、それに直面することは簡単ではありません。
諦めたくせに、克服したフリをするなんていやらしいことだけど、
そういうのって無意識にしてしまうんだと思います。
場合によっては、そうした方が表面上平和に暮らせるわけだし、
なにより、問題と直面し乗り越えるのは痛みや苦しみを伴います。
うまくいく保証もどこにもありません。
でもこの本を書いた、川平さんはそれをしています。
彼女の受けた傷の大きさを、
一読者が簡単に 「わかる」 なんて言ってはいけませんが、
彼女の踏み出した尊い一歩に、畏敬の念を抱いてやみません。
*
他にもなにか、感想を書き留めないうちに図書館に返却してしまった本があった気がするんだけど、
タイトルすら忘れてしまいました。
読書の秋です。