ビョークの写真でタトゥーが鮮明、かつ可愛いヤツが見当たらなかったので、上の画像は加工してかなり不自然にはなりましたが左腕のソレがヴァイキングコンパスです。
アイスランドの海の男達が、ヴァイキング時代から使っていたシンボル。
「心が迷わないように」
「自分を見失わないように」
と、ビョークはこのコンパスのタトゥーを彫ったんだそうです。
ビョークの音楽を聴くと、彼女の腕のタトゥーも一緒に思い出します。
高校生の頃、ビョークの楽曲自体がどうこうではなくて、
「ビョーク聴いてる人ってカッコイイヒトが多い」 → わたしもカッコイイヒトの仲間入りしたい!
みたいななんとも俗なきっかけでビョークを聴き始めました。
彼女には、「迷いたくない、 “この道” を行きたい」、
という強いナニカが (恐らく) あり、
当時の私にもそのナニカがありました。
自分の目的地を持っていない人間はドコにも行き着くことができず、
幸せになれるはずもない。
「迷わない」 というのは確実に、
人生において最も重要なことのひとつだと思っていました。
でも今はもう全然違うのです。
さて、うちの会社では毎日ラジオが流れていて、
たいがいはくだらない、クスリとも笑えないお喋りが聞こえてくるだけですが、
たまにレディガガなんかに混ざってビョークが流れます。
ビョークの新曲をもうずいぶん聴いていないけれど、
声を聞けばそれがビョークの音楽だとわかります。
その声は彼女のものでしかありえません。
今日の仕事中にビョークをふいに耳してあのヴァイキングコンパスを思い出し、
今の自分にはコンパスなどいらないという事実に、しみじみしたのでした。
いつの間に私は変わったのか。
「迷いたくない」 という気概もなく、
それほどの指針もこだわりもなく、
たまには迷うのもよかろう、と思うようになってからもう何年か経ちます。
その自分の変化が、また数年後には違ったものになっているかもしれません。
(話は逸れるけれど、だから日記というのはなかなか面白いものです。)
迷うからこそ、思いもよらない場所に辿りつけることがあります。
その道程で、普段は出会えないものや人に巡り会うこともあります。
時間はかなりかかるけれど、それは無駄ではない迷子です。
迷わないことも素敵だし、迷ったら迷ったでそれもまたいい。
きっと私は私の迷い方で迷い、
それはたぶん楽しいだろうと思う、今日この頃でした。
Björk has described the tattoo on her upper left arm as a Viking's compass, “It's so I don't get lost” “If the Vikings had bad weather or fog, they used to draw it on their foreheads with a piece of coal.