明日の朝は早く起きたいので、
早く眠らなきゃと思いつつ寝られないでいる。

金曜の夜。
イロイロ検討した結果、行きたかったイベントをせっかく諦めたのに、
うちのキッチンで、トランペットとウクレレとギターが鳴っている。
バンドマンとバンドマンとバンドマンが集まって、
もう夜中だからと小さく押さえたボリュームで、
ライブの練習をしている。

みんな普段は別々のジャンルのバンドをそれぞれ組んでるくせに(くせに?)、
息がピッタリ合っていて心地良い。

私はと言えば例え周りがどんなにうるさくても、
寝たい時には寝ることができるから大丈夫なんだけど、
彼らの音楽をとても好きなので、
まだ眠りたくなくて、結局夜更かしをしている。

部屋のドアを開けっ放しにして、
キッチンから聞こえてくる歌声をせっせと胸にしまっている。

いつまでもこのまんまを覚えておきたくて、耳を澄ましている。

彼の奏でる柔らかい柔らかい音と、
柔らかい柔らかい声を、
たまらなく好きで、その好きさに自分でもビックリしてしまう。

もしも未来に何かが起こって、
この人を嫌いになったり憎んだりすることがあったとしても、
この声を嫌いになることは絶対にない。
それは良いことだか悪いことだかわからないけど、
とにかく絶対に絶対だ。

3人の暖かくて優しい音楽。
私は勝手に安心。

ありがと。
おやすみなさい。


つーか明日4時半起きだから!