土曜日のブログといえばオーケストラの練習に付随する、ポエマー丸出しな感動エピソードやら、
ビオラにむけたやや空回り気味な情熱やら、
弾けない自分への中学生のような焦燥やらがよく登場しますが、
今日もそんな感じです。
「その八分音符、かために!」と言う指示をされても、
感覚ではなんとなくわかったところで、
どう弾いたら八分音符がかためになるのかよくわかりません。
例えば、「そこは絨毯のように」とか、「そこは機械的な音で」とか、
本当にいろいろな指示があります。
気分的にはそんな風に演奏してみますが、
私のビオラから聴こえてくる音はというとみんなだいたい同じです。
楽譜に書かれたことを楽譜に書かれた通りに演奏する、
ということをクラシック音楽に対するネガティブな意見として耳にすることがありますが、
(ただ楽譜通りに演奏するだけだから退屈だとか、誰が弾いても同じだとか)
私に言わせてもらえば、
楽譜に書かれたことを楽譜に書かれた通りに演奏することが、
いったいどれだけ難しいか。
それはお料理みたいなもので、
じゃあクックパッドを見れば塩が何グラムで醤油が何グラムで、
弱火だ強火だ何分間煮るだどんな風にかき混ぜるだと全部手順が書いてあって、
サイトを見て作ればみんなが同じ味の同じ見た目の料理を作ることが出来るかというと、
決してそんなことはありません。
楽譜を見て楽譜通りに演奏するクラシックだって、千差万別です。
話がズレたついでにさらにズラしますが、
「クラシックよりも、ロックとかジャズの方が面白いじゃん」
という周囲の声にうまく反論できないながらも違和感を抱き続け、
最近やっとクラシックの楽しさがわかるようになってきた私は、
『音楽用語辞典』なるものを購入しました。
練習をしていると、知らない単語がばしばし登場し、
しかも私以外のみんなはその単語を理解しているようだ、
とういことがままあります。
そこ、アッチェレランドで!、とか、メルトモノモッソから!とか、
え、何語???と思っているうちに練習はどんどん先に進んでいくという。
で、ちょっと辞典を買ってみまして、
読んで頑張ろうと思っています。
楽譜通りに演奏することが退屈だ、と世間で言われようとなんだろうと、
楽譜通りに演奏することは、
きっと永遠に辿りつけない私の目指すゴールです。