祖母の88歳のお誕生日に、花束を贈りました。

もうあまり目が見えないおばあちゃん。
この花たちは彼女の目にどんな風にうつるんだろう。
一応、おばあちゃんの大好きな紫色の花を集めたよ。
花の細かいことまではよく見えなくても、
良い匂いがわかればいいなと願います。


お盆休みに帰った時には真っ先に、
ひ孫のミユを嬉しそうに抱きしめたおばあちゃん。
照れ屋のミユから逃げられて、
それでもひきよせて抱きしめて、
そしておばあちゃんの方が子供みたいな顔をして笑っていました。


私達が帰省をすると、とても喜んでくれるけれど、
いかんせん普段使わない体力を使ってしまうようで、
最後には疲れて横になっているおばあちゃん。

はしゃいで、お喋りしまくって、ごめんね。
でもまたちょくちょく帰ります。


私が1年間カナダに旅立つ直前に、
「あなたが帰って来る頃にはもう生きていないと思うけど」
と、私の手を握り締めて弱々しく言ってたおばあちゃん。

でもちゃんと帰りを待っていてくれてありがとう。

帰国した時には、病院のベッドにおばあちゃんは寝ていました。
お見舞いに行ってバイバイする時に私と姉を口元まで呼んで、
内緒の打ち明け話をするみたいに言ってくれた言葉があります。

「ご飯をね、食べ終わったら、ほうっておかないで、
 すぐに、きれいに、洗うんだよ。
 おばあちゃんが言いたいことはそれだけ。それだけは必ずやりなさい」


お誕生日おめでとう。

88年も生きるだなんて、どんな感じなんだろう。