中学受験を左右する(らしい)算数のお話です。

 

どこの塾もそうですが、SAPIXも算数は大変ですね。

Aテキスト、Bテキスト、基礎力トレーニング(我が家では「KT」と呼んでいる)、基礎力定着テスト(我が家では「KTT」と呼んでいる)、デイリーチェック……。

教材は盛りだくさんです。

3年生にくらべて、グッと分量が増えました。

 

テキストの構成も、レベルに応じて★〜★★★の3段階の問題。

プラスして「ステップ」「入試問題に挑戦」「頭脳トレーニング」「計算コンテスト」など、

算数が好きで好きでたまらない!というお子さんも満足できるボリュームですウインク

 

もちろん、できるだけ消化するのにこしたことはないのですが、

季節講習の間や、学校行事・体調不良などで時間がとれない時など、たまり続ける問題に焦りますよね(親が)。

そこで現段階ですが、備忘録的に、私が感じている取り組むべき優先順位を書いておこうと思います。

理想論と努力目標で偉そうなことを書いてしまいますが、ご容赦ください不安

 

 

①基礎力トレーニング

マストです。毎日やります。絶対です。

たまに「今日は基礎力トレーニング5ページやった!」という声も聞きますが、全く意味がないと思います。

体調不良以外はどんなことがあってもやったほうがいいです。旅行先にも持っていきます。

基礎とあなどるなかれ、小学校の算数よりも倍は難しいです。算数嫌いの大人は間違えます。

逆にこれをやらずしてほかの課題は手を付けるべきではないくらいです。

ちゃんと時間を計って取り組んだほうがいいです。10分以内とか。

放課後の貴重な時間を割くのはもったいないので、朝学校へ行く前がいいです。気が楽になります。

慣れれば、やらないと気持ち悪くなります。歯磨きみたいなものになります。

 

②★〜★★★のまちがえたところ

授業でやってきたところで間違えたところは必ずもう一度復習したいです。

一度やった問題を二度間違えるのは、親子共々悔しいからです。

さらに間違えるようであれば、基礎理解が足りていないので、焦らず★の問題を確実に頭に入れたいです。

基礎力トレーニングもそうですが、実はSAPIXの算数テストは基礎の部分の配点が大きく、

①②をしっかりやるだけで相当成績は安定するようにできていると思います。

 

③基礎力定着テストとデイリーチェックのまちがえたところ

②と同じですが、計算ミスでもなんでも、バツだったところは愚直にやり直します。

その時、自分が何が原因で間違えたのかを認識する必要があります。

初見で解くのではなく、間違えた答えや式もあわせて見て、レビューするイメージです。

その意味でも、式は書いたほうがいいです。

SAPIXはびっくりするくらい式の欄がないですが、

これは式を書かなくていいという意味ではないと思います。

ご家庭でちゃんと式も書いたほうが思考が整理されていいはずです。

 

 

さらに時間があれば「★〜★★★のやっていない問題」です。

できるだけ時間はとりたいです。

 

あとは時間と余裕とやる気次第です。

「入試問題〜」は奇問もありますが、学校名が出ているので本人のやる気につながるかもしれません。

「頭脳トレーニング」は面白い問題が多いです。

SAPIXの算数ドリル「きらめき算数脳」という良著があり、我が家では入塾前はこのテキストを取り入れていたのですが、その内容に近い印象です。プリントしておいて息抜き感覚でもいいかもしれません。

「計算コンテスト」は、ちょっと苦行感が強いです。お子さんのレベルにあわせて、前半だけ、後半だけでもいいと思います。(難易度が違う)

 

「頭脳トレーニング」の1題目は単元に沿った内容になっていることが多いので、

強いて言えば、この中では優先順位が高いのですが、このあたりの問題が季節講習中は後回しになるかもしれません。

(後に回したところでねじ込む隙間があるのかというのはまた別の話……凝視

 

 

とにかく、基礎と間違えた問題の復習が大事かなと思います。

基礎はKTTで、間違えた問題の復習は翌週のAテキストの復習で、定着率が可視化されます。

本人の励みにもなるので、KTTやAテキストがしっかりできていればお菓子を買ってあげたりしてもいいですねクッキー