一昨日のこと、家族サービスを最近していないなと思い、天気も良かったし葛西臨海公園の水族園に行ってきた。

目的地まで車でもよかったのだが、息子が電車に乗りたいというので、府中駅前に車を置いて電車を乗り継いで行くことにした
わが家にはいまどきのコンパクトな洒落たベビーカーなど無いので、1歳10カ月になる愛娘は僕が抱っこして電車に乗りこんだ。
平日とはいえ都内を走る電車だから、家族4人が座れるスペースなど当然無い。

目的地まで立っていく覚悟で娘を抱っこしてつり革に捕まっていると、目の前に座っていた初老の紳士が『重たいでしょ、座って』と言って席を譲ってくださった。
まさか都内の混みあう電車内で人の優しさに触れるなど予想もしていなかっただけに、感激しましたよ。

ほっこりした気持ちのまま電車を乗り継ぐと今度は後ろから『どうぞ、座って』と声をかけていただき、振り返ると声の主は、やはり初老の紳士。

帰りの電車でも娘に向かって笑顔で手を振ってくださったのは、かなり年配の紳士だった。

日帰りのハードな家族サービスだったけど、おじさんたちの優しさに心が温かくなった冬の一日だった。