横浜国立大学体育会ヨット部 ブログ

横浜国立大学体育会ヨット部 ブログ

横浜国立大学体育会ヨット部の公式ブログです⛵️

部員が、熱い想いやゆるい出来事などを書いています。

ぜひご覧下さい!

お世話になっております。第77代主将を務めます小美濃寛太です。

まずは2025年を振り返りたいと思います。
結果としては、残念ながら470・スナイプ両クラスでの全日本インカレ出場とはなりませんでした。しかし470級が全日本インカレに出場し、なんとか6年連続全日本出場という記録を繋げられました。
ちょうど1年前のブログ(https://ameblo.jp/ynuscblog/entry-12878850364.html)では、「今までと同じように練習すると高い確率で今年も負ける」と書いていましたが、この1年間を振り返ると、練習やミーティングも進化し、チームが一丸となり、確実にチーム全体が強くなりました。
私個人の成績はチームの足を引っ張るような歯がゆい結果でしたが、経験者が牽引するチームではなく3艇がともに速いチームになれたことは、とても嬉しく思います。全日本常連校を目指していく上では3艇が同じように速く、その速さに再現性がある状態が最適だと考えるからです。
昨シーズンの振り返りはこんなところにしておきます。4年の先輩方、1年間チームを牽引してくださり本当にありがとうございました!


さて、ここからは新しい代に向けてということですが、本ブログは個人の想いを活字でオープンに出来る貴重な機会です。主将としてではなく、個人として新しい代に向けて思うことを書き連ねます。
「新しい代でなりたい自分像」と「ヨット部(界)に思うこと」という大きく2つに関してお伝えできればと思います。

1. 新しい代でなりたい自分像
私は横国ヨット部にとって転換点となるようなリーダーでありたいと思います。これは実は入部当初からの想いなのですが、選手としての目標よりもリーダーとしての目標を前面に掲げている理由を先にお伝えさせてください。
高校ではある程度のレベルまでヨットに打ち込んできた私には、今と違う大学でトップクラスを目指すような世界線も存在しました。(もちろんトップクラスになれるかどうかは別です)それでも現在の選択に至ったのは、横浜国立大学体育会ヨット部でのチーム運営や伸びしろを見て、この環境で組織運営に携われることに魅力を感じたからです。
自分の練習・実力に注力すべきというご意見もあるかと思いますが、1セーラーとしてよりも1チームのリーダーとしての技量向上にプライオリティを置いているのには、このような経緯があります。
活動の先にある価値(Value)は部員各個人が見出すべきものだと思いますが、今のチームの活動目的(Mission)は「全日本常連校」というように定めています。転換点とは、この常連校を着実に実現し、5年後、10年後も強いチームでいられる持続的な体制を作り上げることを指しています。

具体的に何をしたいのか一部ご紹介します。
まず、部員の能力を最大限に引き出すこと、部員がヨットを全力で楽しめること、理不尽や無駄を減らしてシナジーを生み出す環境構築、目標や価値観の共有と共感、持続的な強さのために属人性を減らすこと、ブレイクスルーとなるような挑戦をすること、などです。
1年生から3年生までの間に部のシステムの理解や過去・他大学のケーススタディを繰り返してきたので、思い描くビジョンはありますが、それをどう実現していくのかが今後問われる課題だと思います。
自分一人で成し得ることではないので、同期をはじめとする部員たちと協力しながら運営を進めていきます。最終的に「77代の先輩方がいてくれて本当によかった」と後輩たちに思ってもらえるようなチームを残せれば、これ以上の喜びはありません。

ちなみに、セーリング面では、全日本個人戦に出場し、2年生の時順位を大幅に超えることを目標にしています!


2. ヨット部(界)に思うこと
このブログは部の内外の人が読まれるということで「大学ヨット部(界)」という存在に対して私が思うことを書きます。横国ヨット部はもちろん、他大学のヨット部も含めた大学ヨット界全体についてです。
一言で言えば、ヨット部(界)がよりオープンになり、セーリングをより楽しめる環境になればいいなと個人的に思います。ここで言うオープンには複数の意味がありますが、部活間での情報交換やコミュニケーションについてもそうですし、交友関係やヨットを楽しむための選択肢についてもそうです。

ヨット部同士の交友関係やコミュニケーションがもっと増えれば、楽しいだけでなく、卒部後にも財産となるような縦横の繋がりが生まれるかもしれません。ヨットのようなマイナー競技のメリットとして交流のしやすさがあり、それをもっと活かしたいと考えています。
物理的な距離の近さはあるものの、心理的にそこまで近いとは言い切れない気がします。もとから活発に交流している界隈もありますが、やはり大学ヨット界全体を見渡すと、活発に交流できているのはまだ一部の層に留まっていると感じます。こうした交流の拡大については賛否両論あるかもしれませんが、ヨット界の裾野を広げるという視点では確実にプラスに働くのではないでしょうか。社会人になってヨットを続けるきっかけとなり、それが巡り巡って大学ヨット界の発展にも寄与すると思います。横国ヨット部の主将としては、まずは八景島を盛り上げていきたいです。

セーリング技術や部活運営の情報も、もっとオープンになれば理想的だなと思います。今の各校を上から下まで見渡すと、レベルにかなりの差があります。これらのチーム間のレベル差は、練習時間や個人の能力差だけでは十分に説明できません。知識や情報にそれなりの格差があることが要因として大きいと思います。
マイナー競技であるが故に情報発信数がメジャー競技よりも遥かに少ないことや、各部活が持っているものが外に出づらい環境が格差を生む要因だと考えます。ただし、ここをオープンにすることが非常に難しいことも感じています。部内の知識や情報についてある程度クローズドな現状は、各校がインカレでの勝利を考えた結果の均衡状態だと思うからです。
大学間の境界をハッキリさせ、1つの大学として勝つことを最上位目標に置いていれば、わざわざ他大学と情報を共有する動機が小さいのは当然です。大学同士が切磋琢磨することで全体のレベルが保たれているという考えもありますが、こうした情報がオープンであればあるほど、ヨット部全体のレベルが底上げされ、競技全体がもっと強くなると考えています。
「知っているか知らないか」という情報格差ではなく、得た情報をいかに消化し、自分たちの技術に昇華できるかという「実行力」で競い合えればと思います。そうなれば、インカレの競争はより高度で密なものになると確信しています。
個人的には、そういった情報をいかに集めるかも実力であり、魅力のうちだと感じるのですが、大学ヨット全体を盛り上げるには、よりオープンになることも必要なのではと思います。他スポーツに比べて、プロとアマチュア(学生)の差が激しいことも、こうした情報格差や裾野の小ささが影響しているのかもしれません。
とはいえ最近はネットがあるので、いろいろなブログや情報発信サービスがあり、確実に開かれている傾向にあると思います。ヨット部員として、とてもありがたいと思いますし、もっと広がって欲しいです。

そして最後にヨットを楽しむ選択肢がもっとオープンになるといいなと思っています。スナイプ・470という2つのクラスはそれぞれ良さがありますが、学生はこれら以外の艇種に乗る機会が極めて少ないです。様々な艇種に乗ることはヨットの本質的な理解を深めてくれると感じますし、何よりも楽しいと思います。
インカレを考えれば、スナイプ・470を少しでも長く練習しようと考えるのは必然かもしれませんが、もう少し楽しい乗り物としてのヨットを体感できるようなオープンな雰囲気があると良いなと感じます。一部の大学では他艇種に乗れる環境もあり、個人的には真似したい取り組みだなと思います。
ちなみに私の代では、ヨット関連のイベント等であれば部活の活動日と重なっていても自由に参加可能ということにしています。また、卒部後はクルーザーや他のディンギーに乗る選択肢があってもよいのですが、スナイプ・470しか乗っていない学生にとって、かなりハードルが高くなっています(行動力とコネクションがあれば話は別ですが)。
このことも大学ヨット部卒業後に社会人でヨットを続ける人が少ない要因だと思います。幅広いヨットを体感して、これまで気付かなかった新しいヨットの魅力を体感し、学び、楽しめる環境を増やしていきたいです。

ここまで、ヨット部(界)がもっとオープンになって欲しいという個人的な想いを書きましたが、構造的な難しさや人それぞれの価値観の違いがあると思います。まずは自分が出来ることから始めていきたいです。
たとえば、他大学の部員と積極的に交流を深めたり、何か協働したり、大学ヨットの外の世界を知ったりなどです。このブログを読んで共感してくださった方、ぜひ気軽に声をかけてください。一緒にヨット部を盛り上げていきましょう!

※本ブログに書いた内容は個人的な想いであり部の公式方針を掲げるものではありません。この文章だけでは抽象的ですし伝わりづらい部分もあったかもしれません。もっと話したいとか聞きたいとかあれば気軽にご連絡ください!
長文を最後までお読みいただきありがとうございました!ではまた!