こんにちは。3年南方です。レポートに殺されていて遅くなりましたが、カンカレの振り返りをします。(レース部分は直後に書きましたが)

 

まず大会の開催に尽力してくださったた諸々の方々や応援してくれた皆様に感謝です。

◇大会前まで

アクアスロンで想定以上にスイムが良くなかったのでたくさん泳ぎました。勉強も忙しくてあんまりスイム以外の運動ができていないように思います。補給とかナントカローディングはいつも通りこなしました。特にけがなどはしていないし、スイムの調子は上がってきていているのを感じましたが、ランにやや不安を抱えていたように思います。

◇前日
受付時間が謎に50分くらい早まっていたので試走とかにあんまり時間使えずに試走はバイク一周。水買ってなかったのであんまり頑張ってはしれなかった。開会式でもらった黄色いTシャツはもらってすぐに着た。宇佐見会長想像よりえぐかった。
毎年お世話になっている旅館に向かい、夕食前に心真とジョグ。夕食はカレーとあといい感じの具たち。去年はボランティア多数で少なかったけど今年は和気あいあいとしていてよかった。
やたら眠くて夕食後すぐ寝る。温泉に浸かろうと思ったら遅くて湯冷めしてた。部屋に戻って寝る。

◇当日
5:00起き。朝は旅館でご飯を食べて、わちゃわちゃ急いで。1,2時間くらい前から走ってアップ。

1時間~30分前ころから感情が徐々になくなっていった。緊張なのか絶望なのかよくわからなかったんですが、とにかく元気がなかった。

◇Swim 33:07 2'07"/100m
昨年のカンカレおよび今年のスプリングに比べて3分ほど、100mあたり1x秒くらい速くなりました。水の冷たさはグリーントライアスロンくらいで慣れてはいましたが普段よりうまく体が動いていなかったので慣れきっていなかったんだと思います。1週目終わりくらいからとかからようやくちゃんとフォームとかちゃんと意識して泳げたような気がします。ペースとしては元気な前半に速くなって中盤ちょい遅くなって終盤また戻るみたいな感じでした。
心拍及びストロークはアクアスロンに比べて少し上げた状態で泳ぐことができたのは収穫だったように思います。ヘッドアップは、下手だったと思います。ゴーグルを見えやすいやつにしたのは効果てきめんでした。去年はコースロープにずっと沿うようにして泳いでいましたが今回は人が多いのもあったのでふつうにブイを見て泳いでいましたが結構それていました。まあヘッドアップしないでコースロープ見てる時もありましたがすごくロープに引っ掛かっていたと思います。直前にプールが使えるようになって駆け込みでOWSの確認をしていましたが、目をつぶって泳いだらすごく右にそれていて、前を見るのもそうですがかきに左右差があるのも割と問題だと思います。

スイムアップが32'30"で、3分くらい短縮できたのは素晴らしいことなのですがインカレの絶対条件が28分で、厳しいとは分かりつつも目標達成できなかったことで既にレースモチベが消失してしまっていました。

◇T1 1:26
疲れがくる。応援が聞こえる。自転車の位置も確認してたし(というか毎度自転車少ないからすぐ見つかる)脱ぐのも問題なし。自転車を出して走り出す。毎度飛び乗りはうまくいかないので、普通にペダルに固定&輪ゴムだけしといて履くスタイルにしてあんまり動揺しないように。ウェット脱ぐのも少し時間かかったか。

◇Bike 66:57 33.6 km/h
今回の一番良くなかったパートな気がする。というか間違いなく良くなかったパート。上り32,3下り47,8くらいのイメージでいた。カーブなどもありなかなか抜かせないのがじれったくて登りでたくさん踏んだはいいものの持久力がなく結局抜かし返される始末。カーブでまた離されるしで、抜かされるのばかりであんまり人を抜かした記憶がない。折り返しの苦手さは折り紙付きで毎回キレていた。あと後ろに大集団きて「やばいこれ抜かされたらまずいぃ」などとも供述していた覚えがある。足で人を魅せられる状況じゃなかったので口で人を魅せるモードに入っていた。人がいなくなった最終周は足はあんま動かないわどこまでいけば前に追いつくのかが判然としないわで激烈スピードダウンを起こしていた。と思っていたが後のランの垂れ考えるとこれが実力なような気がした。周回数もこんがらがるし補給のタイミングも曖昧にしてたせいで結局1つしか食べられなかったしでなんか短くね?みたいな消化不良感ありつつ降車。飛び降りは及第点。



◇T2 43"
T2時が一番前に進むモチベを失っていたと思う。でも止まっても何も無いし一応ランは一番得意でなんか起きるだろうからまあ行くかくらいの良くない惰性で進んでいました。

◇Run 39'22" 3'58/km


ギリキロ4切ったくらいでスプリング3'45"くらいでいって身からしたらダメダメすぎる。思ったよりごぼう抜きできなくてつらかった。イトマコあとは頑張れの気持ちでずっと走ってた。最初周回差のつくとら風間銀河氏いたのでついていったら早々に足が動かなくなった。心拍というよりは足が動かなかった。散々なバイクにしては意外と足に効いていたようであり悲しかった。前にいた青木は1週目外周の折り返しで抜いた。そこだけちょっと速くなった。2周目の内周でちょうどいい速さのメタル浜名タクト氏(一周先)がいたのでついて抜かした。竹永(バイク8周してて後ろ)は2周目の外周折り返し地点で抜かした。最後にダッシュで前の一人抜かしてゴール。つくづく前に人がいないと走れないタイプらしい。走っている間は土踏まずのあたりが痛く、補給のとりすぎかスタート時は尿意をもよおした。水はほぼとらなかったが足がつるとかはなく、ただ坂で疲労が来ているようだった。

 



終わってからは前々からやろうとしてやってなかったんですがゴールに礼をして終わりました。しばらくというかゴールしてから翌週の火曜くらいまでずっと虚無でした。普通に泣きかけましたが同じことしたくないのでやめました。

終わってからはまだゴールしてないよーへいこたろう竹永や国士の鈴木君とかの応援をしてました。
戦意喪失し、帰宅。終電くらいで帰って次の日始発くらいにまた朝に部室に戻ってきて1,2限受けてそのあとバイトに行ってですごく忙しかった休み入れとけ。

◇レースを終えて

自分は曲がりなりにもこのレースのために色々頑張ってきて、あわよくば予選通過もできればいいなと思っていた分(まあいけないとは思っていたけど)、終わったあとはかすりもしていないし、一番は自分が納得できるようなレースができなかった、どこかで妥協があり、レース中に集中を維持できなかった、というのがあります。竹永に負けてバチバチに泣いた昨年のスプリント並に凹みました。ちゃんと1週間くらい元気がなかったように思います。

 

原因はスイム遅すぎ、バイクのコントロールが下手、バイク全力で踏むとランすごい遅くなる、トランジ下手、とかまあ腐るほど浮かんでくるのですが、一番は短期的な目線でも長期的な目線でも、準備が足りなかったということに尽きるでしょう。

 

・レース前の準備不足

今年度のレースは横トラ、スプリング、アクアスロンでスプリングとアクアスロンは経験あり、横トラは応援などでコースのイメージがよくできていた(ランコースは間違えた)のもあり、レース中のイメトレがよくできていたように思う。スイムは大丈夫だとしてバイクはコース変化があり、Googleマップでコースも確認していたが、距離が表記よりかなり短かったこと、緩斜面による速度の低下、上昇を織り込めていなかったことで本番時に自分の想定と大幅に異なる局面となってしまい終始動揺が抑えられなかった。また、補給食やドリンクのタイミングもスプリングの時は綿密に考えていたがカンカレではなぜか考えていなかった。エネルギー的に不利になったのもそうだし、周回の確認としても使えるものなので完全にミス。距離に関しては試走で確認できたはずだが、そこまで意識がいっていなかった。

また坂道バイク後のランの影響も想定できず、前半から上げすぎてしまったのも想定ミス。途中キロ4より遅くなる時もあり悲しかった。今まではなんやかんや走れてたのだが走れなかった。

補給に関しても、レッドブルとzoneのカフェインゼリー2つにあとパンちょっととinゼリーとかなり大量。不安だったので増やしたのがラン初めの尿意に繋がってきていると思うし、やっぱり緊張は良くない。

 

・練習の偏り、不足

ランが今までなんやかんや走れてたのがなぜかというと、バイクで掛ける負荷を無意識に減らしていたのと、ちゃんとベースを積んでいたからだと思う。だが6月に入った頃からオンデマンドだった授業が対面になったり原因不明の体調不良だったりでジョギングの機会が激減した。具体的に言うと過去3ヶ月の月間ラン距離が平均130kmだったのが、半分の65km程度に激減していた。

スイムはその分練習できていたとは思いますが、全体的な練習時間もそれに引っ張られて減ってしまっていたように思います。無念。

 

 

 

◇なぜインカレに行きたかったのか

 

長期的な準備不足というのは、自分が大会に向けてどのように向き合っていくか、という姿勢が健全でなかったということです。ここが甘かったから、要所要所の詰めの甘さとか、練習計画をうまく実行できなかったこととかにつながってしまったのかなと思います。

 

そもそもなぜ自分がインカレを目指すことにしたか。昨年はるばる観音寺まで行って見たインカレでの選手・応援の熱気は自分が今まで体感したことのないもので、いつかあの舞台に立ちたいな、と思い続けていたのが原動力です。

というのが建前です。

 

もちろん、トライアスロンに心酔する彼らに憧れを抱いていたのは事実ですが、本音としては、自分がインカレを目指さないとこの部が立ち行かなくなると思った、その危機感によるものです。

来年度は芝さんの不在により弊部のパワーダウンは避けられません。特に部全体としてのスイム力の低さは致命的なものがあります。もちろん速さが全てだとは全く思っていませんが、ある程度競技力をつけておかないと将来このトライアスロン部を志して弊部の門を叩く人たちが失望するのも仕方ないと思います。

 

ただ現状の部の状態は競技力というもの以上に、部としての組織力に一番問題を抱えていると思います。

それぞれの部員の向いている方向性がバラバラというか、どこを向いているのかもわからない部員も多々いる感じで…

なので部の結束を高めるという意味合いで、幹部代として、この部がどこに向かっていくべきなのか、方向性を見失わないように、僕はインカレを目指さなければいけないと思い、そのことに納得もしていました。実力としては全然不足していましたが。。。

 

長期的な部の運営についての諸々の反省は不特定多数に見せるべきことでもないし書いたら+2,3000字くらい行きそうなので省略しますが、部内の個人としての振る舞いとしての一番の反省点は競技力とか以上に、自分がついていきたいと思えるような魅力というか・人格というか…を持ち合わせていなかったことだと思います。僕たちを結び付けているのがトライアスロンだけで、一緒に練習することで時には苦しいときもあるけど、それでもみんなに会いたいから部活に行く…みたいなことが弊部には一部除いてほぼない気がします。自分が人間的にもっと面白ければ…と思うことは多々ありますが、これに関してはどうしようもなく、無念です。特に今の2年生が僕は大好きで、彼らがもっと真剣にトライアスロンに向き合ったらものすごく面白いことになるとずっと思っているのですがそういう環境づくりがうまくできていないな、という今です。

 

彼らがもっとこの部に彼らに部員である帰属意識を持ってほしい、お客様気分でいてほしくないと常々思っていますが、それも自分が対お客様的対応しかしてこなかったのも良くなかったと思います。優しくしないと部からいなくなってしまいそうなそんな感じがして介入するのに及び腰になっていたのですがそれは2年のためにもなっていなかったように思います。

 

 

◇なぜトライアスロンをしているのか

 

トライアスロンはとても苦しい競技だと思います。お金はかかるわ時間がかかるわ、少し休んだらすぐ弱くなるわ、レース中も苦しいわポイント練や埠頭練は苦しいわ… これだけ大きなコスト、気力を費やしても、なかなか速くならないしうまくいかないことばかり。だからこその達成感はもちろんありますが。

 正直自分が友人に対してトライアスロンやろうよ!みたいなことはあんまり軽い言葉で言いたくないし、できればやらないほうがいい、とまで言うと思います。

 

 僕は高校まで運動していなくて、大学では走る系の運動がしたいなぁと漠然と思っていてトライアスロン部に入ったクチで、それでここまで続けている理由は競技が楽しいってよりは、部に対する忠誠心に由来するものだと思います。

横国はOBとの関わりがけっこう強いイメージで、大会でご一緒したり、毎年駅伝に出たりもしていて、みっつさん・樹さんをはじめとして練習に来ていただける方もいれば、創部当時のメンバーで現在は大会の運営に携わっている伊藤さんなんかもいて。彼らの期待に応えなければいけない、彼らが僕らを見ている、というのが一つの大きな原動力だと思います。

 

端的に言うと失望させたくないってことです。この部で失望してきたこと結構あったんで。

今あるものがこれからもずっとあるなんて、そんな保証はなくて、地道な努力がなしえるものだと思うので。

 

自分としては払えるだけのコストは支払ってきたつもりだし、その過程で失ったもの、トライアスロンをやっていなかったら本来得られるはずだったものはきっとたくさんあると思う。それで自分に得られたものは一体何だろうか?って思うと…うーん。よくわからないです。

 

別に現状競技やめるって選択肢ないし部活にもちゃんと行くし(そうでないと部が成り立たないので)だけど、少なくとも幹部代として関カレを戦うことはもうないので区切りとして色々書いてみました。来年目指してるかどうかとかもわからないけど、後輩をインカレに行かせたいという気持ちは朧気ながらあるかなって感じ。1年生の成長は楽しみだし。 個人的には2年生にもっと爆発してほしいって気持ちのほうが現状強いかもだけど。昨年度あんまりよくしてあげられなかったってのもあるし。ただ残された時間は1年生よりも少ないし、彼らにとってそれがプラスになるかっていうと彼ら自身で腹から納得しないとそうはならない気もするから難しい。ただそういう感情も部を存続させるための限られた選択肢の中で仕方なく選択しているものである気もするし、結局自分が何をしたいのかってのはよくわからないかなっていう結論。まあ今シーズンでいったら夏に霞ヶ浦あたりのOD出よっかなーってのと、川崎港か八景島 と学生スプリント出るのと、シーズン終わってから湘南国際マラソンでも出たいなーってのはちょっとあるかな。お金あれば。

 

またレース会場で会いましょう では。