「スプリングトライアスロンの前に一回練習がてら廿日市トライアスロン出よっか。これが初ODなんですけどもね。」この判断が色々な意味で大変な事を引き起こすことになるとは思いもよらなかった。とりあえず振り返ります。


出発までの準備。飛行機やレンタカーの予約など諸々の事は伊藤に任せてた。この事を実は伊藤は少し根に持ってるらしい。しれっと言われた。だいぶ伊藤には負担をかけてしまったなと反省してます。
 あと、今回は飛行機で行くことになってたので輪行セットが必要ということで、OBの方にお借りして行きました。とても感謝です。初めて輪行を使うということで、伊藤やガレージの方に教えてもらいながら、何とか自分である程度はセットできるようになりました。感謝感謝。そして、ガレージでバイクのメンテナンスをして諸々道具の準備おっけ!となって当時迎えました。
 

出発までの準備で色んな人にお世話になりました。ありがとうございました。

 


レース前日。朝4時半起き。めっちゃ早起き。起きたあと、即家出て吉川宅に輪行セット置いてたので、取って出発しました。めっちゃ眠かったです。なんせ、前日までギリギリで準備して寝る時間が遅くなって寝る時間があまり無かったのです。やっぱ準備は余裕もってやるべきですな。 


輪行がらがら引きながら和田町駅に着きました。和田町駅から電車に乗ったわけですが、輪行袋がでかいので置き場所に少し困りました。人が少なかったので何とかなったんですけどもね。しばらくすると横浜駅到着し、重い輪行袋をガラガラ引きながら改札口を出ました。大きさ的に改札通るのギリギリでした。 

ここからが問題。横浜駅から乗り換えで羽田空港行きの京急本線に乗らないといけない訳なのだが、移動がすごく大変。普通なら2階の改札口からエスカレーターで降りて、少し歩くと京急の改札口に着くわけだが、今回は輪行と共に足を運ぶ。旅行用のキャリーケースとは訳が違う。なのでエレベーターを使って京急の改札口まで辿り着かなければならない。これがものすごく大変。最初エレベータで降りて、そこから人混みの中、別のエレベーターに向かい、またそこから降りて、また人混みの中をかき分けて歩き、京急の改札口にやっと到着。文章じゃ伝わらないですよね笑。本当にただでさえ人が多い横浜駅を手ぶらで歩くのも疲れるのに、あんなでっかい荷物をがらがら引きながら、人がぶつかって来ないように注意を払いながら歩くのは、とてもじゃないけどしんどかったです笑。やっぱ伝わらないか。まあいいや。 

また更にここからが大変。京急の改札口を通ってホームに着いたと思ったら、めっちゃ人多い。普通だけど。ホームで電車待ってる間、少なくとも電車の中にある車椅子用?のスペース、とにかくスペースがあるところが、並んでいる所に来ますようにって願ってました。普通の所だと絶対置くスペースが無さすぎて、しんどいと思ったので。「間もなく2番ホームに快特、羽田空港行が参ります。危ないですから黄色の線の内側でお待ち下さい」さてどうなるか、これによって羽田空港までの快適さが全然違う。電車が止まり、人が降りて、中を確認。あった!スペースあった!ふぅ、これで一安心。輪行を守るスペースは確保できた。他の二人は別の列から乗ってたが、どうだったんだろ。まあいいや。とにかく一安心。
 

安心したのも束の間。しばらくすると京急川崎駅に着いたのだが、更に人が乗ってきた。しかも、通勤ラッシュの時間帯。そりゃそうか。そしてどんどん次々の駅で人が乗ってきて電車の中はパンパン。正直しんどい。けど自分のことはどうでもいい。輪行とバイクさえ壊されなければ、もういいや。なんせ、輪行は借り物だし、中には大事なバイク入ってるし。羽田空港に着くまで常に輪行を支えて、周りの人が少しでも輪行に触れようものなら、その人か輪行を少し遠ざけるような仕草をして牽制してました。あの時はピリピリしてました。
 



 でも何となく分かりました。赤ちゃんが産まれると、これまでだらしなかった父親が急にしっかりするようになる理由が。子供を守らないといけないという思いから、そのようになるということを。自分の父親がそうだったのかは知らないのですが、そういう話を聞いたことがあり、何となく自分のバイクを守る理由と同じなのかなと。自分は父親になった事がないですし、大事な人が居る訳でもないので分かったかのような口を叩くのはここまでにします。おっと、いつの間にか話が脱線してました。安全運転で行きます。信号よしっ!発車進行! 



で、どこまで話が進んでましたっけ。そうだ。とにかく通勤ラッシュ時間帯での、輪行との移動は大変だったということを伝えたかったという旨なのです。やがて、やっとこさ羽田空港に着き、荷物を預けて、フライトまで時間があったので、羽田空港で朝飯を食べようということで、店を3人で回ってたのですが、全員の意見は一致。とにかく値段高すぎん?というわけで、朝飯はコンビニで済ませる事に。朝飯を済ませ、荷物検査もし、飛行機に乗って出発しました。んー、とにかくCAさんが皆キューティクル!なんでCAさんってあんなにキューティクルかつビューティフルなんだろって思いながら、やがて眠りにつき、起きてしばらくすると岩国空港に着いてました。ちなみに隣に吉川が座っていたわけですが、この人はずっと飛行機が怖いって言ってました。待って飛行機で死ぬ確率と自動車で事故して死ぬ確率どっちが高いんだろ、って計算してたのが面白かったです。 

やがて岩国空港に到着。岩国空港から車を借りて、伊藤が錦帯橋に行きたいとのことで、そちらに向かいました。そこで少しゆっくりして、次の日に行われる会場に試走をしに向かいました。 


やがて着いて、試走しよう。となったのですが、まずバイクを組み立てるところからスタート。天気が段々と怪しくなってきてた頃でした。なので急ぎで輪行セットからバイクを取り出し、組み立てました。組み立ててる最中、いくら探してもペダルが見当たらず、焼け糞になったというプチ事件も起きましたが、結局あったので解決しました。バイクを組み立てた後、コースを試走。元々坂道が続くコースだとは聞いていたが、思った以上に坂道が続き、翌日のレースのことが心配になったという記憶があります。同様に、ランコースをジョグで走ったのだが、こちらのほうが地獄。坂道がきつい。本当に明日のレースで走れるのかと心配になりました。そんなこんなで翌日のレースの下見をした訳ですが、車に戻り、車内はお通夜状態。思った以上に廿日市のコースやばいと。まあ、とにかくレースを楽しもう!と自分に言い聞かせたりして、何とかマイナスな感情を押し潰そうとはしたものの、やっぱり翌日のレース不安だなと思いながら、車で吉川の実家に向かいました。今回は吉川の実家に泊まらしてくださるということで、吉川のご家族にとても感謝です。 

吉川の実家に到着し、銭湯に行ったりなど諸々の支度をした後、明日のレース大丈夫かなと不安ながらも就寝。おっと、その前に今回のレースを横浜かろ応援してくれてる南方に動画送ってもらってたという事を思い出し、動画を開く。すると、そこには今話題のジョージの動画が!「危機感持たないとやばいって。トップアスリートは皆危機感持ってる。」と彼は言ってました。この言葉にはっと気付かされました。クヨクヨしてんじゃねぇよと。ボソボソしてんじゃねぇよと。ジョージの言葉に大いに勇気づけられ、明日のレース頑張ろう!楽しもう!と自分を奮い立たせて、就寝。すやすや。。。
 


 翌日。いよいよレース当日。朝、6時半起き。出発の準備を済ませ、あとは気合だけ!車と気合のエンジンをかけて、吉川の実家を出発しました。前日の天気予報では当日は雨と聞いていたのですが、まだ曇。このままの状態でレース時間を迎えることを祈りながら、会場に到着。会場で急いで、バイクをトランジに置いたり、着替えなどの準備を済ませて、試泳の時間を迎えました。試泳してみて思ったこと。意外といける。一週間前にグリーントライアスロンで泳いだお陰か分かんないですけど、少なくとも抵抗はあまり有りませんでした。
 
 試泳の時間が終わり、レースの時間になりました。今回は5人ずつ5秒ごとにスタートということで、列があったのですが自分と吉川は1番後ろに並びました。前の人たちが徐々にスタートしていき、自分たちがスタートする番が近づくにつれて、いよいよスタートするのかとワクワクしてました。 


 そしてスタートラインに立ち、スタート音が鳴りいよいよスタート!と行きたい所ですが、まずは元々の目標と結果を言わないとですね笑 


  えー、まずは目標! 

スイム 28分 

バイク 78分

ラン  43分 

計   2時間29分 

※トランジはあまり考えてませんでした

 結果!

スイム 28:11 

T1   4:13 

バイク 1:20:47 

T2   2:35 

ラン  48:41 

総合記録 2:44:27

 


この結果を基に振り返り、反省をしていきます。
 


まずはスイム、1番後ろからスタートしたせいか、泳いでいくごとに色んな人を抜かして行ったので、とても気持ちよかったです。普段抜かすことがあまり無いので。目標とリザルトを比較しての通り、だいたい目標通りに行ったので、まあまずまずといったとこですかね。最初吉川と並走してました。息継ぎをするたびに、顔が合うのでめっちゃ面白くて爆笑しながら泳いでました。目標通りとまずまずの結果だったのですが、反省点ももちろん有ります。それはコースの把握を怠っていたという事です。人が多いので、あまり見なくてもいいかと泳ぎだけに夢中になってたら、いつの間にか少しコースアウトしてたという事が多々有りました。これは反省ですね。油断しちゃ駄目ですよね。まあこのペースで、サイクル回したり、30分間泳などして練習していくと良い感じになるのかなと、そう思ってます。

 


バイクに関して。こちらもだいたい目標通りなのかなと。実は、コース発表では40kmとなっていたのですが、ガーミンで見ると42.5km走っており、まあ実質タイム的には目標通りなのかなと。少なくとも平均時速は30km/hは越えようと決めており、結果平均時速31.4km/hだったので良しとしてます!コースの中に坂道を上るコースがあったのですが、この坂道を上る前に赤い服を着た学生?の集団がめちゃくちゃ応援してて、めっちゃ元気付けられ、坂道上る時きつかったんですが、やりきれました!そして、下りは45km/hくらいで飛ばしました。これを8回繰り返しました。折り返しも、普段の外乗りの成果か、前出たカーフマンのときよりも上手く行ったので成長を感じました。

 


問題はラン。これは酷いですね笑。目標と5
分差ある。なぜここまで垂れてしまったのか。走ってる時もペース上げなきゃと思いながらも、なかなか上げられない。何もアクションを変えられないまま走ってました。そもそも、自分は10kmを全力で走った事があるのか。普段のラン練習を今一度見直す機会となった。具体的にどのようにしていくかは、自分の頭の中で整理できてないが、試行錯誤しつつランを強化していきたいと思う。また、ブリック練習も取り入れるべきだったと反省している。 


そしてもう一つ問題点がある。それはトランジのタイムである。他の選手と比べて圧倒的にトランジのタイムが長い。リザルトを見るとトランジで1分縮めるだけで、結構順位が変わる。振り返ると、トランジで無駄が多かったなと。まず、ウエットスーツが中々脱げない。そして、メットを被り忘れて引き戻る。あと、靴紐結ぶ時間が無駄。無駄しかないなと。正直、トランジの重要性が出場する前は分かっていなかった。けど今回で痛感しました。

 上記で述べた事をスプリングに活かしていきたいと思います。

 



何やかんやで出場した3人ともゴールした後は土砂降りでした。飛行機のフライトまで時間が無かったので、急いで空港に向かって帰りました。空港に車で向かってる時に、南方と電話してたんですが、南方は自分のリザルトにがっかりしてました。期待値より低かったと。自分に期待してた人がいたと思うと申し訳なくなってきました。次のスプリングでは期待より上回る結果を残したいです。
  


とにかく帰りはしんどかったです。疲労がすごかった。正直あまり記憶にないので省略。

 総括して、出て良かったなと思ってます。初ODということで、自分は今どのくらいのレベルなのか。何が足りないのかという事も把握できました。一緒に出てくれた伊藤、吉川。本当にありがとう! 


ちなみに、レース前日に南方が送ってくれた動画はこれです↓
https://youtu.be/G807ErB7ytY?si=2Nx1-2iXP-9NxMqI
良かったら見てください。モチベーションアップします。 


廿日市楽しかったです。ばいばーい。