- 久しぶりの更新です。
いろいろ観てはいるんですよ。
色々と。
とりあえず最近観たものはこれです。
トールマン [DVD]/ジェシカ・ビール,ジョデル・フェルランド,スティーヴン・マクハティ
- ¥4,104
- Amazon.co.jp
映画情報を仕入れるのに本屋さんの「CUT」や「映画秘宝」を立ち読みするのですが。
そこでちょっとストーリーに興味を持ったのでレンタル。
新作でもないので、あっさり借りられました。
以下、ストーリー紹介も含めたネタバレがあります。
ご注意を。
寂れたとある村で子供が蒸発する事件が続発。
村でいつしか「トールマン」というモンスターが子供をさらう、という都市伝説が蔓延するようになった。
ある日、夫を亡くした医者の女性ジュリアの子供も「トールマン」にさらわれる。
ジュリアは必死に探すのだが、助けを求めた村人達の集まるバーで、逆に村人たちの異様な雰囲気に気づく。
そこで、実は子供をさらったのは「実の母親」だったという事実にたどり着く。
ここでまず一つ驚かされるのは、「ジュリアが子供の母親だったのではなく、逆にジュリアが本当の母親からさらってきていた」という事実。
村人が全員グルという、ホラーにありがちなパターンすらすでに裏切られる展開。
そこでジュリアは逆に村人から追われる羽目になる。
それでもわが子でもない子供を探し当て、言語障害の少女ジェニーに助けられて家に戻り、地下室に子供をおいてきてしまう。
そこで実はジュリアがトールマンの手助けをしていた、ということにジェニーは気づく。
そして、ジェニー自身も今の自分の置かれている状況に耐え切れず、「トールマンに連れ去ってほしい」と願っていたのだった。
結局ジュリアは警察に捕まり、連続誘拐犯と殺人の容疑で世間に発表される。
ただ、実は実際はそうではなかったのだ。
ジュリアは実は死んだとされている夫と協力して、この先が全く見えない暗く沈んだ村から、子供たちを救うために誘拐し、地下から夫に連れ出してもらい、身分もすべて書き換えてお金持ちの養子に斡旋していたのだった。
ジュリアの言葉を借りるなら「この循環を断ち切らなければならない」、と。
そして、言語障害だったジェニーも最後はトールマンに誘拐され、第二の人生を歩むことになる。
ただ、ジェニーは最後に言う。
「選択は間違っていない。」
そう言い聞かせて涙するカットで終わる。
驚くくらい途中から展開ガラリと変わり、「え、ホラーですらなく、社会風刺?」と思わせるような内容で、良い意味で裏切られました。
この監督、実は前作はとんでもなくゴア描写もあるようなホラーを作ってたから、だからこそ、余計に驚いたというか。
それも布石?と思う位。
監督も言っていたのですが、「最近の映画は予告で内容が全てわかってしまうような作品が多い」、と。
全くその通りだと思います。
なおかつ、宣伝で「この展開は誰も予想できない」と過剰に謳う作品。
ちゃんと伏線も張らずに裏切ろうとする作品が多いことに、自分も「どうなんだろうなぁ」と思っていたので。
この作品は、「予想できない」という言葉を使っても良いくらい、裏切るために練りに練って作られていると感じました。
決してハッピーエンドでもないけど、ホラー映画にありがちなものすごい後味の悪い作品でもなく。
観て損のない作品だと思いました。
