とと姉ちゃん 最終週『花山、常子に礼を言う』
最終週。
155話で『あなたの暮し』の右下に2世紀とありましたが、調べたところ、元になった『暮しの手帖』で実際にある表記のようです。花山のモデルの花森初代編集長が100号ごとに初心に返るという意味でやった表記なんだとか。
劇中で説明あってほしかったなと思います。
156話(最終話)でととの竹蔵が出てくる演出がありましたが、あれは霊と考えると言動が不自然なんですよね。常子の想像する竹蔵の言動だったと考えるのが自然かなと。霊だとしたら常子たちの今を知らなすぎというか。
同じく156話。常子の年齢が竹蔵が死んだ年齢を既に超えているという話が出てましたが、この作品、ほとんど登場人物の年齢に触れてなかったですね。なかなか朝ドラでは珍しい気もします。
後、美子だけが老眼鏡をしているのが気になりました。常子や鞠子と何歳差だったかなと思いましたが、そもそもの年齢が子供時代が西暦何年かを調べないとわかんないくらい年齢が大人時代はほぼ観てるだけではわからなかったですね。
『とと姉ちゃん』、途中持ち直したところもありましたが全体的に描き方が微妙なところが多々ありましたね。「どうしたもんじゃろのう~」を口癖にしたのも失敗なのではという。言い方があのふわっとした言い方でなければ行けたと思うのですが、あの言い方だと3姉妹の誰が言っても気が抜ける感じがあるというか。3人とも演技できる人なのは間違いないですから、あのニュアンスで指示されてるんでしょうからね。元々のあの言葉のニュアンスがあのニュアンスでしか言うことがないとしたら、完全に言葉のチョイスミスという気がします。
常子が仕事を始めてからの話は、ほとんど脚本の粗は感じませんでしたがそれでもほぼ毎週あったかなという。後、脚本の西田さんは主にどんな時でも頑張って働く人を多く見てきたのかなとあの描き方で少し思いました。病気でもそうでなくても仕事や家事への取り組み方が変わらないという描き方で。そういう自分を大事にしない根っからの仕事人間っていますからね。花山・君子・竹蔵のような。
ただ楽しめるシーンが多々あった作品ではあったと思います。
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