ひよっこ 最終週『グッバイ、ナミダクン』 | YN's STYLE

ひよっこ 最終週『グッバイ、ナミダクン』

最終週。

怒涛の伏線回収。三男と米子は両想いになり、世津子と時子も無事共演、五郎と安江は養子を取ってその養子の子は茜と名付けられあかね荘周辺のみんなのアイドルに。澄子と豊子は澄子のばあちゃんが田舎に帰ったことで一緒にあかね荘に住む事になりました。

そして”どっかで・・・”のシーン。カレーのシーンも制服公開のシーンもすぐ和夫だマスコットのいちこだとわかりましたね。劇中でカレーといえば乙女寮、緑と白の組み合わせといえばいちこしかなかったですし。

ヤスハルが茜に養子の先輩として話を聞かせるシーンはぐっときました。

実が重箱のことをふっと思い出すシーン。この作品らしいなと思いました。予定調和ではなく、思い出したって訳でもなくふと頭に浮かんだっていうのが。世津子が出て行かないのもこの作品らしいですね。

最終話の終盤、歌自慢のシーンが1回出た後、BGMの速さがゆっくりからだんだん速くなっていく演出もいいなと思いました。

漫画家たちが編集者に言われてアレンジされたみね子の漫画。ミネッコ、鉄腕アトムも若干混じってる感じでしたね。

みね子がポットマムを見て役目を終えた感じで寂しさを感じるくだりも何かいいなと。生活としては楽になっていても、自分の役目が1つなくなるというのは寂しいものですよね。

そして最後はみね子、時子、三男が久々の集結。これを最後に持ってきたのもいいなと思いました。しかも頑張るっぺポーズで終わり。その後、みね子がアップで”今日までありがとう。みんな一緒に頑張っぺ!”とカメラを覗くようにしていうシーンで終わりました。

『ひよっこ』、終わりました。岡田惠和さんらしさが存分に出てた作品だなと思います。伏線を少しずつ張っていき(自然に)、少しずつ回収していくスタイルで。家族・友情の描き方も上手いですよね。昭和であの時代をリアルに体験した人はより楽しめたんだろうなと思いました。

また、中盤の中だるみは終盤に回収するための伏線を張ってたのかなと。結構今回、岡田さんにしては伏線の回収が遅かったなという印象もありました。後はもう少し早くあかね荘や由香のエピソードを取り上げてもよかったのかなと。あかね荘の人たちや由香をクローズアップするまで、どちらも初登場シーンから結構空いたなという印象です。

なので多少あかね荘や由香のことで個人的にやきもきしちゃいましたね。

奥茨城編や乙女寮編については大満足でした。あかね荘や由香についても終盤しっかり描いていたので満足はしています。実と世津子の件は予定調和の展開にならなかったのがよかったですね。

また、みね子の恋については多少少ない週で詰め込んだ感じはありましたが、秀俊との結婚につなげるためにああいう展開になったんだと思うと納得できますね。やっぱり、最初から秀俊はみね子を好きだったようです。それにみね子が気付かなかったってことっぽいですね。ラジオでの岡田さんと架純ちゃんの話を聞く限り。

何かと『ひよっこ』を上げて『べっぴんさん』を下げる感想をいろいろ見かけたのが残念でした。どちらも大好きな身としては。『べっぴんさん』好きな人がたくさんいないのにスピンオフが3つも作られる訳ないんですけどね。『べっぴんさん』は昭和の朝ドラが好きだった人は満足できるだろう作品だと思いますし。朝ドラ的要素満載の作品でしたから。

『ひよっこ』は朝ドラっぽくはないので、どっちかというと新しい風というか。劇中で出てましたが、たった4年間しか描いてないというのも異色ですし。今までの朝ドラで描いた期間の最短なのではという。『あまちゃん』などもですが、こういう従来の朝ドラにはなかったタイプのもので人気が出るのはNHKにとってありがたいことだろうと思います(いろんなパターンが作れるので)。『純と愛』とか朝ドラっぽくないってだけで批判された例もいっぱいあって。内容はすごくいいのに。それにしても、たった4年を156話で描くというのもそうとう大変だったろうと思いますね。視聴率は悪い時期でしたが、個人的には序盤の奥茨城編も大好きなんですよね。あの空気感が。

また、最近”朝ドラ”は明るいものと、朝ドラの印象が変わりつつありますよね。元々は暗い話の方が多かった朝ドラですが。印象が変わるのはいいと思いますが、明るくない=脚本が駄目という結び付けはあまりしないでほしいなと思ったりします。それは好みの問題だと思いますし。暗い方が好きな人もいっぱいいると思うんですよね。

時間帯に変わらず面白いものを観たいという側にとっては、時間帯によって感想が変わる人がいるっていうのが不思議です。朝暗いものを観たくない人って、元々暗い作品が苦手な人ってことではないのかなと思ったりしますが。他の時間帯に観る時も心から楽しめてないのではと思ったり。

『ひよっこ』、岡田さんの架純ちゃんへの信頼もよくわかる作品だったのではと思います。次の『わろてんか』はどんな作品になるのか気になりますね。