朝が来る 第4話 | YN's STYLE

朝が来る 第4話

坂上に追い詰められていく2人。

坂上によって2人が案内されたのは定食屋。ひかりはそこで働くように言われ、健太は坂上が別の仕事を探すということでした。2人とも定食屋を離れ、別の仕事をしていたことで、更に追い詰められることに。それがあの横領事件につながるんですね。

仕事斡旋の件で坂上に裏がなかったとしても、1年でそんなに多く返せるとは思えないですし。それも2人が逃げ出した1つの理由なんだろうなと思いました。ずっと坂上に縛られ続けるでしょうからね。

そして、お誕生日ケーキの話。母親がひかりの姉だけに手作りしたというのが問題なんですよね。お誕生日ケーキは普通は作らないのが普通なのに、差を持たせるから差別意識を持ってしまうというか。ひかりの親はやることがあからさまですよね。それでひかりが大きなストレスを感じないはずはないというか。

再会した姉の言葉。考え方が完全に母親そっくりになってしまってるんだなと思いました。この姉も犠牲者なんだなとより思うシーンでしたね。反発できたひかりの方が、借金のことがなければ幸せだろうなと。借金の件に巻き込まれなければ幸せになってたかもしれない気がしてなりません。

栗原家にひかりが行ったのって、これまでは横領事件の後だと思ってましたが、横領事件の前だったんでしょうね。

そして香澄の境遇も明らかになりました。両親の愛にひかりとは違う理由で恵まれてなかったようです(両親の離婚と母親の八つ当たり)。香澄の清和に境遇を語るところと香澄のナレーション「行き場のない苦しみを抱きしめて、見えない明日に怯える。こんな夜には愛しい誰かの寝顔を見つめ、明るく幸せな笑い声を聞きたくなる。だから人は家族を求めるのだろうか。例えそれがはかなくもろい幻だとしても。」が印象的でした。

香澄やひかりのような境遇ではないにしても、苦しい時って人のぬくもりを求めるものですよね。1人で耐え続けられる人ってどれくらいいるのだろうなという。
朝が来る/辻村 深月
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