いや、
新嘗祭でしたね!!
神様に無事に育った新米を天皇自らが献上し、宮中でお祀りをなさる大事な日。
神様が新米をお召し上がりになるまで、天皇もお召し上がりにならない。
だから国民も新嘗祭が終わるまで口にするのは慎む。
昔はそんな風習があったそう。
日本人らしくて素敵だなぁと思います。
昨年の今日、24日は、
昭和天皇の料理番
谷部金次郎先生と
竹田恒泰先生をお招きして
学生や社会人30人ほどで
『新米解禁パーティー』を行いました。
谷部金次郎先生からは、昭和天皇と食にまつわる話や
お米の有難さ。
そして正しいお米の炊き方
のレクチャーをしていただきました。
竹田恒泰先生からは、新嘗祭の意義について、語っていただきました。
実際に田おこしから始めた人のエピソードを写真とともに紹介したり。
参加者はみんな真剣に聞いていました。
お米の有難さを色んな見知から
ひしひしと感じた後
みんなでお米を土鍋で炊きました。
そして、みんなで新米解禁!!
お米がこんなに美味しいなんて・・・
お米がこんなに有難いなんて・・・
みんな感動していました。
私自身、こんなにお米で感動したのははじめてでした。
日本最古の書物「古事記」には、天つ罪と、国つ罪ということが書かれています。
天の罪とは、高天原における罪。
国の罪とは、葦原の中つ国(日本)という地上世界における罪。
面白いのは、天つ罪は全て「稲作を妨害する行為」が列挙されていることです。
このことからもわかるように、
稲作は神様の時代から続いています。
日本人にとって稲作は神事なのです。
稲作は、古事記の世界を、現代に生きる私たちが追体験することができます。
海外で日本を紹介するとき、
日本人と稲作の関係やフォーカスをあてて話すと、面白いと思います。
日本のお米が美味しいのは海外でもよく知られていますが、
日本人である私たちが、まず、その有難さを知ることが大事ですよね。
今後、11月23日新嘗祭は、日本人が稲作のことをよく知るきっかけの日になればいいなと思います。
去年の新米解禁レポートはこちらから。