こんにちは〜。
脱力ごはんアドバイザーの
三浦ナオコです。
今日は噛むことについて。
とっても大事な「噛むこと」
だけど、それよりも食べる
幸せを感じることは
もっと大事って話。
あなたは、食事のとき
ひと口何回くらい噛んでる？
よく30回噛んでね～
なんて言うけど、実際は自分が
どれだけ噛んでるのか、
分かっていない人が
多いんじゃないかな。
どうやら現代人が
１回の食事で噛む回数は
約620回なんだって！
そもそも、これが
多いのか少ないのかが
分からないけど、
これにかかる時間が11分
というから、かなり短い。
実はわたし自身、自分が
何回噛んでるのかは
分かってなかったんだ～。
白米だと、20回くらい噛むと
もう飲み込みたくて、喉の奥
に行きたいカンジになるが、
この前、ひたすらごはんを
噛む訓練をしてて、
ひと口100回噛むチャレンジ
をした。
玄米＋雑穀米の連合軍
は50回噛んだくらいじゃ
まだまだ飲み込めない。
100回噛んだところで
ようやくドロンドロンに
なる。
ようやく飲み込んだり、
それでもまだ口の中に居座る
粒をやっつけたりする。
それは食事してるんだか
修行なのか分からない時間
を40分以上ひたすらもぐもぐして
過ごした。
めちゃ時間がかかる。
しかも100回数える
とか言っておきながら、
集中力のカケラも無く
50回を超えると今何回だったか
分からなくなる。
ひとりで食事するときすら
数えられないから、
おしゃべりが止まらない
子どもと一緒ならなおさらだ。
でもさ、誰かと一緒に食べてて
ひたすら噛み噛みカウントしてたら
味わえないし、会話にまざれないし
何だかちょっと、失礼よね。
食事をそんな
機械的な作業には
したくないな、と思った。
だから、
これくらい噛んだらだいたい100回、
これくらいならだいたい50回
と感覚として分かったら
その後は、味わうことや
楽しむことに全集中する。
身体を健康に保ちたい、
だから噛むことを大切にする、
その意識はすばらしい。
だけど、料理や盛り付けや
会話が楽しめないのは
せっかくの食事の喜びが
減ってしまう。
以前、いまは亡き父が
ごはんをかき込んで食べたとき、
家族がたしなめると、
「だって～、おなかが空いてる時
こんな風にハカハカと（気ぜわしく）
かき込むと、すごく美味しいんだもん」
と子どものように言い訳して
恥ずかしそうに、でも
嬉しそうに食べていた。
食事は嬉しいものだし
空腹を満たす喜びがある。
それが、100回噛むよりも
ときには
大事なことだと思っている。
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