「…きて…起きて!!」
「ん……」
気持ちよく寝ていたら
頬をペチペチと叩かれて犯人は
一人しか居ないから取り敢えず
小さな手を掴む
ん?小さな手……⁇
目を開けて横を見るとブカブカの
寝巻きを着ているというより
被っている4.5歳くらいの女の子がいた。
「え!…誰?」
「やっと起きた!あしゅか!」
「いや、ちゃんと名前呼べてないし…
って違う!君どこの子?何で名前
知ってるの?ていうかどうやって
入ったの!?」
え、ここ私の部屋だよね?
矢継ぎ早に質問をすると女の子は
頬っぺたを膨らませながら
「ななやって何でこうなったんか
分からへん!」
女の子はプイッとそっぽを向いてしまい
何となく,なーんとなくだがななちゃんに
似ている、気がする…
関西弁に自分のこと"なな"って
言っていたから多分そうなのだろう。
「えっと…ななちゃん?」
名前を呼ぶと拗ねたまま
何?と顔を向けた
「本当にななちゃん⁇」
「本当や!あしゅのばか!」
「ばっ……はぁ…まぁいいや
いつそうなったか分かる?」
我ながら何故この状況に追いついて
いけているのか不思議だ。
「んー、起きたらこうなってた」
「なるほど…んー…とりあえず
服ブカブカなままだと動きにくいよね…
どうしようか…?」
小さくなったななちゃんは
んー。と考えておもむろに立ち上がり
ブカブカの寝巻きを引きづりながら
私の服がしまってあるタンスに向かった。
ごそごそ漁っているかと思ったら
急に寝巻きを脱ぎ始めた
「ちょっ…」
私が居ることなんて御構い無しに
着替え始めたななちゃんに小さく
溜め息を吐いて横を向いていたら
「これでいい⁇」
着替え終わったのか声をかけてきた
「んー、まぁそれでいいか」
私のパーカーを着てワンピースぽく
しているが袖は曲げている。
少し落ち着いてみると
可愛いな〜なんて思ってしまう。
そりゃそうだ,ななちゃんだもん。
「ってそんなこと考えている場合
じゃなかった、今日はオフだから
いいけど明日仕事入ってるよね?」
「うん!ドラマの撮影!」
「あ〜。どうしよう」
「あしゅ…ごめんなぁ…」
頭を抱えていると申し訳なさそうな
声色で謝るななちゃんを見ると
泣きそうな表情を浮かべていて
咄嗟に抱き締める、というより
抱き上げる?
「大丈夫だよ?ななちゃんは悪くない。」
「わぁ…こうするとあしゅの顔
近ーい!」
とギューと首に腕を回された
コイツ…!!
可愛いかよ!
「んで?私を呼んだと?」
「はい…ごめん、奈々未だって
忙しいのにね…」
卒業してしばらく会えてなかったが
この非常事態の時咄嗟に思い浮かんだ
のが奈々未だった。
「いや、いいよ、久し振りに
会えたし、それに…可愛い七瀬を
見ることができたからね」
とニヤってしながらななちゃんの頭を
撫でる奈々未
コンニャロ〜絶対面白がってる!
そんな思いをよそにななちゃんは
奈々未に撫でられて嬉しいのか
えへへ〜なんて呑気に笑ってやがる。
クソ。可愛い。
「何か原因とか分からない?」
撫でるのをやめて今度は真面目に
話を切り出した奈々未
「んー、それが何も思い浮かばないん
だよね…ななちゃん何か変なものとか
口にしてない?」
「えっとね…あ!昨日たまたま
美彩に会ってその時飴もらった!
不思議な味してたけど美味しかったで!」
「うわ、絶対それじゃん。」
「それだね。よし、私から美彩に
事情を聞いてみるよ」
と奈々未はスマホを手に部屋を出た。
その間にななちゃんの好きなうどんを
作って食べさせていると
「連れてきたよ、犯人。」
「ちょっと!!犯人って人聞き悪いな〜」
「あ!美彩やー!」
うどんを啜りながら嬉しそうに
美彩ちゃんに手を振るななちゃん
可愛い!なんて悪びれる素振りを
見せずに目を輝かす美彩ちゃん
「おい、どういうことか説明しろ」
「わお…怒ってらっしゃる。
分かった!確かに飴はあげたけど
安心して,寝ると元に戻るみたいだから」
「それ本当なの?」
「本当!」
「取り敢えず、飛鳥と七瀬に
謝りなよ」
「はぁい…すみません」
「はぁ…もういいよ。
戻れるんだったら安心したし。
でも二度とやんないでよ?」
「分かってます!」
「本当に分かってるの?美彩」
「分かってるってば〜〜!!」
この2人本当に同い年なのだろうか?
しばらくして2人は帰り
ななちゃんはというとお腹いっぱいに
なったからかウトウトし始めた。
ベッドに運び頭を撫でていると
スースーと寝息をたてはじめた
可愛い寝姿に流石に口にするのは
抵抗を感じたからおでこにキスを落とし
私も隣にそっと寝転び目を閉じた
「飛鳥!」
「んー…」
「起きて!飛鳥!」
ムクッと起き上がると普段のななちゃんに
戻っていた
「あ、戻ったんだ…よかった」
「うん!!!ありがとうな飛鳥」
「いや…それよりその格好…」
「あっ…///」
「よし、戻ったことだし…
いいよね⁇」
「え、ちょっ…」
有無を言わさず今度はちゃんと唇に
キスをした。
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nakominakomi777さんリクエスト!
小さくなった西野さんを飛鳥ちゃんが
お世話をするというお話でしたが
あまりお世話シーン書けてなかったですね…
特別出演的な感じで橋本さんと衛藤さんも
出させて頂きました!
リクエストありがとうございました!