「うるさい、頭でっかち!」
「頭でっかち…」
はい、秋元真夏です！
ズッキュン♡
あ！ちょっと逃げないで!
戻ってきて〜！
はぁ、聞いてくださいよ。
私の愛しいマイスイートハニー
である飛鳥ちゃんが
ツンツン過ぎて困ってる
んですよ…。
「あのー、秋元さん？誰と
話してるんですか⁇」
「うわ！びっくりしたー!
葵ちゃんか」
「あ、ごめんなさい。
驚かせちゃって！」
「んーん！大丈夫だよ！
それより何か飲み物買いに来たの？」
「あ！そうでした！理佐に
買って来いって言われて…」
「理佐ちゃんと葵ちゃんは
付き合ってるんだっけ?」
「はい…そうなんですけど、
付き合ってるって言えるのかな
これ…」
「ん？どうしたの⁇お姉さんが
話聞いてあげようではないか！」
「え、いいんですか⁇」
「うん、何でも言ってごらん？」
「あのですね、理佐がツンツン
し過ぎて困ってるんです」
….……………あれ、何だこれ
デジャブ。
「そ、そうなんだ…」
「はい…」
「………………」
「………………」
「もしかして…秋元さんも？」
「う、うん…」
「齋藤さん，手強そうですね」
「そういう理佐ちゃんだって」
「「はぁ〜」」
「どうしたらデレさせられるかね…」
「それが分かれば苦労しないんです
けどね」
「もしかして…私のこと好きではない
のかな…」
「え、まってください！
ネガティブなのやめましょ！
という私も不安になってきました」
「あ！そうだ！!いつもはさ
私達から行ってる訳じゃん？」
「あ、そう言われてみれば
私から理佐の方に行ってる気が
します」
「やっぱり！じゃあさこうしてみようよ
敢えて何もせずにいるってのは？」
「それ！良いかもですね！」
「よし！そうと決まれば早速
行動に移そう!
あ、その前に飲み物買ってあげるよ」
「え！いやいいですよ！」
「大丈夫！先輩だし！それに
健闘を祈るために買わせて？」
「秋元さん…ありがとうございます！」
飲み物を奢ってあげて
それぞれの楽屋へと戻る
乃木坂の楽屋は今日も平和。
あ、愛しの飛鳥!
っていかんいかん！引いてみよう作戦
がダメになるところだった。
「真夏〜何かお菓子ないん？」
たまたま隣に座ってた
なぁちゃんが話しかけてくれた
「あー！ちょっとまってね
確か、クッキーが…あった！
はいどうぞ！まなったん特製
クッキー！」
「さすが真夏やな！
うん、美味しい！ありがとう！」
その笑顔120円〜♪
じゃなくて！120点！
なぁちゃんの笑顔は世界を
救うね。
思わずなぁちゃんの頭を撫でる。
「ん？どしたん？真夏」
「んー、可愛いな〜って」
「何やねん急に照れるやろ！」
「はぁ、癒し…」
悪寒が走り後ろを見ると
飛鳥がジーッと私を見ていた
む、無視無視。
「真夏先輩！クッキー焼いたん
ですか？」
「あー、与田ちゃん。うん焼いたよー」
「欲しいです！」
「お、いいよー！ちょっと待ってね〜
はい！どうぞ！」
「わーい！やったー！西野さん！
私も貰いましたよ！」
「んー良かったなー、よしよし」
「えへへ〜」
え、ちょ何この画可愛い。
「ん！真夏先輩!美味しいです！」
「それは良かった！よしよし」
「えへへ〜」
いや、可愛すぎる。3期生恐るべし。
そんなこと考えていると
頭に衝撃が走った。
「あいてっ！」
「おい、バカ真夏。私にクッキー
ないのかよ」
「あ、飛鳥…」
「何ちゃっかりよだっちょの
頭も撫でてんだ。ななちゃんの
頭も撫でてたし」
「飛鳥…⁇」
「真夏が頭撫でていいのは
私だけだ！他の子に頭なんか
撫でてんじゃねーよ！
それとクッキー寄越せ！」
あ、結局クッキーいるのね。
何だ。やっぱ飛鳥が一番
可愛い♡
一方欅の楽屋では。
「葵おっそい」
「ごめん、はい，ジュース
それ、秋元さんが奢ってくれたから」
「は、秋元さんって真夏さん？」
「うん、後でお礼言いなよ」
「ちょっと何で秋元さんと
一緒に居たのよ？」
「たまたま会っただけだよ、
それじゃみいちゃんのとこ
行ってくる」
「は、ちょっと！」
もっと話したいけど我慢我慢
みぃちゃんに沢山励ましてもらお
「みぃちゃーん！」
「んー⁇」
「お話しよう！」
「おー、ええで！」
「ねぇねぇみぃちゃん達ってさ
ラブラブじゃん？」
「何や急にぶっ飛んだ事
聞いてくるなー」
「そのラブラブの秘訣は？」
「んー、素直になる事やな」
「素直か〜」
「せや、理佐もある意味
素直だけどな」
「えー？理佐が〜？」
「うん、あ、葵，睫毛に何か
ついとんで」
「えっ、嘘？取って取って！」
「はい、取れた」
「えへへ〜ありがとう！」
「あ、葵の王子様の登場」
「王子様⁇」
「ちょっと葵。」
「理佐⁇何？」
「どういう事？」
「え？なにが？」
「何キスされてんの？」
「え？キス？」
「してたじゃん！今！小池と!」
「してないよ？ねぇ、みぃちゃん
ってあれ．いつのまにか
居なくなってる」
「誤魔化そうとしても無駄
ちゃんとはっきりと見たんだから」
「⁇あ！もしかして睫毛に
ついてるゴミを取ってくれた時かな」
「は、睫毛…？」
「うん！みぃちゃんが取ってくれたの！」
「じゃ，じゃあキスはしてない
って事？」
「うん、してないよ？」
「よかった…」
「理佐…⁇」
「あんたは私のだから。他の奴と
楽しそうにしてんじゃねーよ」
「理、理佐ぁぁぁぁぁ！」
やっぱり理佐が一番！
「ってことがありました！」
「良かったね！お互い
成功したってことだ！」
「はい！ツンデレって
大変ですけど、たまには
いいもんですね！」
「そうだね。デレた時のあの
可愛さったらありゃしない」
「またなんかあったら
お話聞いてください！」
「もちろん！まなったんの手に
かかればどんな悩みも解決
ってところだね！」
「そうですね！それじゃ!また！
失礼します！」
「うん、またねー！」
うん、葵ちゃん達も
成功して良かった！
ツンデレの飼い慣らし方は
押してダメなら引いてみろ
が一番効果的だね！
それじゃまたお会いしましょう！
ふふ、皆さんのハートにズッキュン♡
あ！ちょっと、目線逸らさないで！
end
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名も無き小市民さんリクエスト!
何かもう、おふざけが過ぎましたね。
すみません！