心地よい秋風が吹く今日(こんにち)

ふとSNSを開くと私が長年
思い慕っていた人のストーリーが流れた



「うそ……」



その投稿にはパートナーにプロポーズをし
成功したとのこと…。




「そっかぁ………そうだよねぇ…」




おめでとうを伝えるべきか、それとも
何も言わずにそのままにしておくか…。



私は後者を選んだ。



私にはその人を…その人"達"を祝う
資格なんてないんだから…。




どこかで期待していた。
もしもあの2人が別れたら今度こそ私の所へ
来てくれるのではないかと…。

でもね、分かっていたんだ。
たまに街中で見かける2人は
とても幸せそうで想い人であるあの人は
とても愛おしそうに恋人を見ている。



私には一度も向けたことのない瞳()。



何度その瞳が欲しいと願ったことか…
その瞳で笑いかけて欲しいと思ったことか…



でも私達はどう頑張っても友達止まり



仕方のないことだと自分に嫌というほど
言い聞かせてたのに…。
心のどこかでは私との未来をって
考えてしまう。


卑しいやつだよね、私って。




私の知らないあの人の表情をパートナーは
知っていて私の知らない姿を見ている。


それだけでも悔しくて悲しくて辛くて…



でもね、幸せになって欲しいって思ってるのも
事実なんだよ?




きっと私が知らないだけであの人は沢山苦労
してきたであろうから…。
その分、いや…それ以上に幸せになって欲しい
って心の底から思ってる。


これに嘘はない。




だからね……




「おめでとう…私の愛し"かった"人…」





この気持ちにさよならをしよう。





ーendー








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実話を基に書いてます。

ご自身の推しにあてて読んでもらって
大丈夫です!

ynke