いい歳して祖父を「おじいちゃん」と云うのも変ですが・・
夕方 かんぴょう(夕顔)畑で草取りや
夕顔ツルの芯切を終え
くたくたになって帰り
風呂場で ナイロンタオルに花王石鹸で泡を立て
全身ごしごし擦り 頭から何杯もお湯をかぶり 流し
ぬるーいお風呂に「ザブン」と入るのが至福の時で
ついつい ”あぁ~~”と溜息が出てしまいます
毎回同じ事やっておりますが 力を入れ擦る度
子供の頃 母方の祖父「誠おじいちゃん」ちへ遊びに行き
一緒にお風呂に入ると
おじいちゃんは 亀の子タワシで全身を擦っておりました
「これをやっていると風邪などひかないよ」と言われ
真似て 痛いのを我慢してタワシで擦ったのを想い出します
今の盆栽趣味は 「誠おじいちゃん」が沢山盆栽を
持って手入れをしているのを見て興味を持ち
中学校の卒業記念で「大王松」を鉢に植えたのが始めです
厳格でしたが
孫には 何時もにこにこ優しいおじいちゃんでした
「いつまでも有ると思うな 親と金」
「堅く働き 浪費慎め」
事ある毎に聞かせられました
明治29年 申年生まれ いま生きていれば121歳です
頭髪の薄い(ハゲ)も「誠おじいちゃん」譲りです
今 自分がお爺ちゃんになっておりますが
60年以上も前の思い出です