こんにちは。

 

 

ずいぶんと暑くなりました。

 

 

本日は公休で、午後にランニングをしたのですが、途中、熱中症の初期症状を感じたので、予定を変更して安全を優先しました。

 

 

どうか皆様もお気を付けくださいませ。

 

 

 

 

 

さて今回は、大好きな著者の講演会を聞きに行ったお話です。

 

 

去る令和6年6月29日土曜日午後、福岡にて、作家喜多川泰さんの講演会が開催されました。

テーマは「人は皆、出会ったものでできている」

 

 

喜多川泰さんは、数々の名著を出しておられます。

 

「手紙屋」

「運転者」

『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』(映画化されています)

などなど

 

どの作品も、読むと命の使い方を考えさせられます。

 

熱烈なファンが多いのもうなずけます。

 

 

その講演会の内容そのものは、録音、録画禁止となっていることもあり、そのままお伝えするのはマナー違反だと思いますし、また伝える能力もないので、このブログで語ることはいたしません。あしからず。

 

 

演者の話を聴いて、私がどう思ったか、ということに焦点を当てて話を進めます。

 

 

講演会テーマ「人は皆、出会ったものでできている」

 

 

これ、当たり前のようで奥が深く…

運動指導員として、健康づくりに携わる私にとって、響くものが少なかろうはずがない…!

 

 

 

 

 

私は、この時代の日本に生まれ、両親に育てられ、縁あって出会った方々のお蔭で、「いま」があります。

 

 

どれ一つ欠けても、今の私はいないでしょう。

 

 

そして、昨日の私と、今日の私では、一日分ですが、見聞きした経験が違います。

 

 

そして、その経験をどう捉えて生きるか、という点で、わずかかも知れませんが、違う人間です。

 

 

昨日のYuと本日のYuは、厳密には同一でないということです。

 

 

生理学的にも、例えば私たちの体内に酸素を運び届ける役目を持つ赤血球という細胞(体内に常時500万個ほど存在する)は、3ヶ月ほどで寿命を全うし、新生されると言われています。

 

 

筋細胞だって、骨だって、見た目は変わらないように見えますが、常に古いものが壊され、新しいものに替わっているのです。

 

 

これを「動的平衡を保っている」と言います。

(興味がある方は、福岡伸一先生の著書をご覧ください)

 

 

なんにしてもです、私たちは、一瞬たりともそこにとどまることはできないし、常に変化の中にあるのです。

 

 

諸行無常です。

 

 

 

 

 

私達はいま、戦争のない国で生活することができていますが…

 

 

黒船がやってきた頃は、日本が植民地にされてしまうかどうかの瀬戸際でした。

 

 

植民地化を防ぐ事ができたのは、その時代を生きた人たちの働きがあったからこそです。

 

 

 

 

現代日本は、「2025年問題」「2045年問題」という医療、介護はもちろん、国力を保ち、次世代の子育てをしつつどう生き抜くかという課題を目前にしています。

 

 

考えてみてください。

 

 

 

足腰が弱って病気がちな高齢者が家にいて、そのお世話をしながらフルタイムで働き、子育てをするんだけれども、収入の3分の1が医療費と介護費に費やされる生活というものを。

(しかも、ローンをたっぷりと抱えている)

 

 

これ、わが国の実情です。

 

 

 

 

高齢者が悪いと言っているのではありません。

誰だって、命を終える間際には必ず寝たきりになります。

この国を栄えさせ、命のバトンを繋いでくださった「お年寄り」を、大切にすべきです。

次の世代のことをあたたかく見守りつつ、豊富な人生経験を元に助言の求めに快く応じてくださる存在です。

そしていつか、自分もまた、そういう「お年寄り」を目指したいものです。

 

 

だからこそ、姥捨て山のようなことがない国にしたいのです。

 

 

 

 

 

だったら、解決法は…

健康づくりを実践することです。

 

 

運動不足や食べ過ぎ飲みすぎ、休養不足に起因する病気や要介護状態を、出来る範囲でいいので防ぐこと。

 

 

これに尽きます。

 

 

 

これがうまくいって国難を乗り切り、そのノウハウを輸出すれば、高齢者社会日本は、世界中から注目を浴び、尊敬される国となるでしょう。

 

 

 

 

私の運動健康学の師匠が仰ったことをなぞったにすぎませんが、私個人としても現状を見て、喜多川泰さんの講演を聞き、その思いを新たにしたということで、書き記します。

 

 

 

 

 

ここまでご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

愛・感謝のエネルギーを送ります。