こんにちは。


 

私の勤める運動施設は、プール、トレーニングルームの他にスタジオがあり、そこでは年間通して自由参加のレッスンや教室をやっています。

 

 

たまに外部のインストラクターの先生にお願いすることもありますが、基本はスタッフがそれぞれの資格を活かして、ヨガ、ピラティス、エアロビクス、ZUMBA®など、魅力あるプログラムをやっております。

 

 

私Yuはといいますと…

木曜日10時から45分間、筋肉を整える運動を学ぶグループレッスンを担当しています。

 


平日午前中なので、参加される方はシニア世代が圧倒的に多く

「いつまでも元気に自分の脚で歩き続けたい」

を大きな主題として構え、身体の歪みや筋肉の不調の改善に役立つ運動を自分で出来るように伝えています。

 

 

毎週、だいたい25名前後が参加してくださっています。

 

 

昨日は、下肢の骨配列を整える運動を中心に行ないました。

 

 

太ももやふくらはぎ、足部の筋肉が整っていくうちに、参加者の皆様は喜ばれ、あっという間に時間が過ぎていきました。

参加者の方々の「よかった~」「気持ちいいね」という感想を聞くたびにとろけてしまうYuであります♪

 

 

で、レッスンを終えて出口で見送りをしていたところ、

60歳代後半の女性Aさんから相談がありました。

 

 

Aさん「Yuさん、私、両脚とも人工股関節の手術を受けているんだけど、左脚が上がらなくなっちゃって困ってるのよね。どうにかならないかしら?」

 

 

なるほど、確かに、立位でのその場足踏みをしてもらうと、左脚のもも上げが極端に制限されていました。

これは歩くのもしんどいだろうな…と。

 

 

通常ですと、パーソナルに申し込んでもらうところなのですが、お蔭様で2ヶ月先まで満席のため、すぐに案内することができません。

 

 

なので、その場ですぐ出来ることをお伝えしようと思ったのです。

Yu「Aさん、いま3分間いいですか?ちょっとやってみましょう」

 

 

脚を挙げる筋肉(股関節屈曲筋群)の不調だというのは分かっていたので…

Aさんにマットの上に仰向けになってもらい、鼠径部を押さえたまま、左脚をゆすり動かすように伝えたところ…

 

 

Aさん「あっ!ここ、なんか硬い…すごく効いてる気がする…!」

 

 

Yu「よし、いいでしょう。Aさん、立ち上がってみましょう。はい、足踏みどうぞ」

 

 

Aさん「ああっ!脚が挙がる!!!!!え?!ホントこれ…?!」

 

 

左脚もひょいひょいともも上げができているAさん。

目を丸くしてパチクリして驚かれ、そして喜ばれました♪

 

 

Aさん「実は私、長崎五島の出身なのよ。お盆にお墓参りに行きたかったんだけど、この脚でしょう? 階段どころか、ちょっとした段差があるだけでも困るもんだから、どうしようかと迷ってたのよ。でも、筋肉を整えれば何とかなるって分かったから、ホッとしたわ。ありがとう、Yuさん!」

 

 

 

Yu「お役に立ててよかったです!(とろけるぅ~)」

 

 

幸い、お盆前のパーソナルに空き枠があったので、Aさんはそこを予約してお帰りになりました。

 

万全の状態に整えて差し上げたいと思いました。

 

 

 

 

 

前回も触れましたが、人工関節を入れたからハイ終わり、というわけにはいかないのです。

 

一時的に痛みが改善したとしても、術後の運動トレーニングを怠ると、不調は再発します。

 

 

 

そもそもの原因が、筋肉の衰えによるものならば、それは当然のこと。

 

 

 

だからと言って、ただ筋力トレーニングをやればいいのかというと、それだけではダメです。

 

ストレッチングや筋肉を整える運動を併用しないと不調は改善しません。

 

 

 

だから、専門家である私達トレーナーを頼ってほしいと思います。

 

 

 

そして、私達トレーナーも、期待に応えられるだけの力量を身につけていなければなりませんし、磨き続けなければいけないでしょう。

 

 

これからも、しっかりとろけられるように…(ん?)

頑張ります(^^♪

 

 

 

 

ここまでご覧いただき、ありがとうございました。

 

愛・感謝のエネルギーを送ります。