待ち合わせた駅から徒歩で5分。

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ワインが美味しいお店に連れていってくれた。
まだ、始まるか始まらないか微妙な時期、
やはり男女はカウンターで横にならんでお酒を飲むのがいい。
対面して表情をガッツリ見られるよりも、横顔だけを見せて、しかし体は触れ合える距離というのが一番ドキドキする。
匠はワイン通。
銘柄をみてあれこれ選んでいく。
こんなにワインに詳しいとは思わなかった。
普段は、仲間と居酒屋で飲むことが多かったからまた違う一面を見れた。
そしてお酒に強い男はそれだけでうっとりしてしまう。
結局、話がはずんで同じお店に23時くらいまでいた。
この後?
どうするんだろう…
もしかしたら、また誘われる?
でも、妊娠騒動があったばかり、おまけに私は仕事が過労で体調を崩していた。
「今日は、終電で帰りたい…」
そういうと、彼も今日は食事だけだと思っていたと。
さすがに、月に2回も朝帰りではシャレにならない。鈍感な旦那でもさすがに怪しむだろう。
お店を出て、駅までの短い距離。
もう冬の始まりで肌寒かった。
私から、匠の手を繋いだ。
匠も、“ぎゅっ” と握り返して来た。
あっという間に駅に着いちゃう。。。
「ねぇ、どこかで キス して」
自然に言葉が出た。
匠は、私の手を引っ張り、
ビルの陰に二人を隠した。
それから、少し長めの キスを。。。
誰かに見られたら終わる。
でも、キスは必要な時間だった。
10月のデートはこれで終わり。
続きは、11月に。
また長い時間を感じて過ごすのかな。
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