バイエルン国立歌劇場
ワーグナー歌劇「ローエングリン」
昨日、NHKホールで観劇してきました

ワーグナーの作品を観るのは初めてだったのでワクワク

何といっても
ワーグナーのオペラは長いっ

今回も休憩除いても3時間半ありました。
演出が近代的で
幕前15分くらいになると緞帳が開いて
幕に繋がる時間の流れが演じられています。
バイエルンでも
こういう演出を用いるのか…と、ちょっと意外でした。
今回は
衣装もかなり軽装で、
タイトルロールやプリマドンナが
ジャージやサロペット
国民もジャージ。
国王がフロックコート。
そういう演出が用いられながらも
オーケストラは大変素晴らしく
歌手のみなさんも
超大作に値する素晴らしい情熱と歌唱力でした。
第3幕には
みなさんもよくご存知の
「結婚行進曲」が演奏されます。
すごくすごく
重厚感があるのに軽やかで
賛美の歌詞にふさわしいハーモニー。
でもすごく物悲しくて
この曲が演奏されるひとときが
エルザと(このタイミングではまだ名は伏せられてる)ローエングリンの
最初で最後の祝福のひとときです。
喜びに満たされたひととき
そこに潜む
心の葛藤・魔のささやき
復讐にふるえたつ者たち
ワーグナーの音楽に込められたエネルギーは
まるで我々聴衆の中にも潜む
喜怒哀楽を刺激するかのような
そして
喜怒哀楽を全て包みこむスケール
本当に素晴らしかったです

私もオペラの舞台に立つ人間ですが
オーケストラピットから聞こえてくる楽器の音鳴らしや
独特のバックヤードの空気(匂い)
始まる前の高揚感…
何とも血が騒ぎます

今回
震災や放射能のことで
来日しない方も大勢いました。
病欠でタイトルロールもキャストが変更になりました。
それでも日本は
あたたかく迎え入れられる
心の豊かさを持っています。
誇りに思いました

ああ、
オペラの舞台には国境がないんだ
地球はひとつ

音楽で愛を

とても強く胸に響いたひとときでした
