先日、長男がアクシデントで腕を骨折。たまたま自分が家にいる時だったので、すぐに救急外来に連れていけた。サンディエゴ南部では、Rady children hospital一か所しか小児救急外来がないため、みなそこに集まる様子。幸い、息子の主治医も同じ医療グループのため、受付は非常にスムーズに終わった。が、ここから診察室に入るまで約4時間待合で待機。少なくとも整復術はいることが明らかだったため、水ものめず、泣き叫ぶ息子をなだめながら辛い時間を過ごした。レントゲンを撮り、上腕骨顆上骨折と判明。この時点で6時間経過していたが、そのあとはすぐに小児整形外科医にコンサルトされ、午前3時頃に入院となった。救急外来に到着した時点ですぐに鎮痛剤をもらえたのは良かった。日本だと、医師の指示がないと処方できないため、診察を受けるまでは何も処置はされなかっただろう。この点ではアメリカのシステムは素晴らしいと思った。

数時間後に手術となったが、手術自体は小一時間で終了。日本では同意書を取るのにそれなりに時間がかかるが、アメリカでは特に日本でやるような書面上の合併症の説明等はなく、主治医から「質問は?」と聞かれ、こちらから質問がなければ簡単な手術の口頭説明のみ。麻酔科も顔みせ程度。4枚程度同意書にサインして、手術室前で息子と別れた。訴訟社会なのでもっと細かいのかと思いきや、日本の方がよっぽど面倒くさい。術後、麻酔が覚めるまで1時間程度recovery roomでまって、病棟に帰る運びとなった。驚いたのは、recovery roomの時点で、アイスを食べさせたりジュースを飲ませるところ。まだdrowsyなのに、ガンガンすすめてくる。

帰棟後、二人とも疲れ切ってすぐに寝てしまった。何も用意しないまま、着の身着のまま慌てて出てきたうえに、乳幼児は病院にはいれないため、妻に荷物を持ってきてもらうこともできなかった。子供を病室に残すこともできないため、早めに退院したい旨を伝えたところ、排尿を確認して夕方6時には退院許可がおりた。この点もアメリカは合理的。

振り返ると、救急外来での待ち時間以外は極めてスムーズで早いと感じた。結果、24時間以内に手術も終わり退院となっている。日本では医師が全て決断を下すシステムになっているため、そこがボトルネックとなり、無駄な時間が多いのだろう。例えば、支払いだけで長蛇の列ができているのは本当に無駄で可哀そうだ。今まで自分も患者さんに不自由をかけてたことが多かったんだろうなと反省した。