こんにちは。Gonfoxです。

 

今日は、Valenciaのコース解析です。

別名 Circuit Ricard Tormo ともいわれます。

亡くなった二輪レーサーの名前だったかと思います。サーキットのビルに顔が描かれてますね。結構、イケメンで人気があったんでしょうか。

次々にコーナーが来ますが、WatkinsGlenほど忙しくないし、ビギナーの練習にはいいかもしれませんね。ただし、ヨーロッパのコースは時計回りが多い中、ここは反時計回りなので、左回りコースが多く、ちょっと回り方としては異質ですけどね。

私は3.7時間でLFMライセンスタイム(現時点1:35.563)をクリアしました。簡単そうで意外に手こずりますよ。

 

今回もDel Fanteさんの動画を見ての解析です。

ホームストレッチのあと少しだけTC3で回ってますが、基本的にTC5,ABS2,MAP1,BB48.5と不動の設定です。アマはTC変えなくても十分。

 

 

 

 

 

タイムを見ての通り、かなり短いコースです。元々2輪用なんでしょうかね?

ストレートもホームスタンド前だけですから、どこで抜くのか?ってレースでは難しい気もします。極端に難しいコーナーもないようですが、なにせカーブ区間の比率が高いので、LFMのライセンスタイムは簡単ではないと思います。

いつものように、頂点に気をつけて、その前からスロットル開けるのを忘れずに。

 

※概ねの各コースのLFMライセンスタイムは1/1記事に一覧にしてあります。

 

 

C1

ここはコース図を見ての通り90°無いコーナーでかつインの路側が走りやすいので、レイトアペックスというより、トレイルブレーキは車体角度を変えるきっかけだけで、なるべく速度を落とさず、コーナー路側を突き抜ける感じに近くなります。

①いつものように、左輪をコース上に残して右端を走ります。5速。

80m(右側にフェンスがでてくる)当たりでフルブレーキ&5→4速。白オレンジ帯の角の三角の右辺に沿って左に方向を変える。(左輪がアウトインアウトをしようとして三角に入ってコース内から外れると無効にされますので注意)

50mで4→3速&トレイルブレーキでC1に近づき始める。(奥から2つ目のオレンジで車体右側が右のオレンジを離れる)

左輪をC1の路側内側の緑の始まりに僅かに乗せる。加速開始。緑が始まってから8つ目の赤で左後輪がコースに入る。

救急車の左のオレンジが正面に見えるあたりが頂点でフルスロットルへ。

⑥そのまま、フルスロットルで出ると右の路側帯をはみ出るが、左輪が緑帯を踏んでいればOK.加速が十分だとギリギリ赤白路側帯の終わりで出る。

⑦3→4速。赤白路側帯を出ても完全にはコースに戻らず、車体半分はコース外に出して走る。

 

C2

ここはレイトアペックス。

①右側の赤白路側帯の始まりでは、左輪だけを路側帯の内側(コース内)に残して侵入する。

紅白路側帯に入ったら直ぐにフルブレーキ&4→3速。

③路側帯にある白い太い白線直前でゆっくりステアを切り始める。3→2速。

車体が完全にコースに入ったらトレイルブレーキへ。2→1速。

⑤正面の路側帯に緑が見え始めたらたらスロットル開始。

⑥正面にトラックが見える、かなり奥の地点が頂点。ここは緑に踏み込まず紅白のみを左輪が踏む。

 

C3

①フルスロットルで出ると、右側の紅白路側にはみ出るので左輪だけを紅白に乗せて進む。1→2速。

②右側紅白路側の外側が白からグレーに変わったら左にステアを切り始める。

左輪がC3の内側の緑の後半半分を踏み切って行くように進む。2→3速。ここの角度があってないと次のコーナーがアウト・イン・アウトできなく苦しくなる。

頂点では正面に白タイヤバリアーの切れ目が見える。

 

C4

①フルスロットルのまま、ステアを左に保っていると左の路側に近づくので、左に見える白線直前でフルブレーキ&3→2速。

白線を超えたら紅白路側帯に左輪を乗せて走る。

白線と紅白の切れ目の半分の地点でステアを切ってトレイルブレーキでC4に近づく。

④緑を右輪が踏み始めたらスロットルを開け始める。

緑看板が正面に見える(右側に奥のelf看板のある)地点が頂点。フルスロットルへ。

 

C5

①フルスロットルででると左の紅白路側ギリギリに右輪が乗った状態で進む。

②非常に見にくいが、左窓が見えているなら、そこを街灯が通過するので、街灯が真横に来た地点から右にC5へステアを切りトレイルブレーキへ。見えない方はバードビューで確認してください。

③緑の横に入ったらスロットル開け始める。

頂点は正面にオレンジバリアと黄色の看板が見えてくる少し前くらいで紅白を右輪が半分踏む。

⑤そのままフルスロットルにすると左側の紅白路側に右輪がギリギリ乗って進む。

 

C6

レイトアペックス。

①直ぐに右の紅白始まりに向かった進む。2→3速。

右の白線を超えたところで、車体は紅白と並行、左輪はギリギリ紅白を踏んでいる状態になる。そこで、フルブレーキ&3→2速しつつ、ゆっくりC6に入っていく。

③コース内に入ったらトレイルブレーキに切り替え、奥に回り込むように進む。

④遥か林の向こうに黄色い看板が(透けて見える)が正面に来た時(正面路側には緑が見える)に一気にスロットルを開け始める。この時点で車体は紅白の頂点(緑の半分あたり)に接する。

⑤そのままフルスロットルで進みと右側の紅白にはみ出し、左輪がギリギリで紅白を踏んでコースに戻る。2→3速。

 

C7

①コースに戻ったら平行に走らず、紅白切れ目の白あたりからC7の頂点の方向に斜めに走る。3→4速。

②フルスロットルのまま、薄くステアを切りながら、C7頂点は紅白を左輪で踏みながら通過する。

 

C8

極端なレイトアペックス。

①そのまま、右の紅白の開始点と1本めの白線の中央あたりで右の紅白に踏み込んだら即、フルブレーキ。4→3速。

②紅白をまたいだまま、走りつつ、次の線との先ほどの線との中間で左にステアを切って3→2速&深いトレイルブレーキ。ここは路側超えで衝撃が来るが、まず、スピンは無いから大丈夫。巻き込むようにC8へ徐々に近づく。

③高いビルが正面に来たらスロットルを開け始める。

奥の内側の緑の最後の切れ目が頂点。

⑤そのまま、右の路側帯に踏み込みちょうど切れ目のグレーで反転。

 

C9

フルスロットのまま。

切れ目の後に、再度、現れた紅白路側のところでコースに戻り、C9に向かう。2→3速。

②左輪を緑に入れて、正面にC10が見えるように回りながら最後の赤を左輪が踏むように通過。

③でたら、コース中央を進む。

 

C10

①左の白が終わったところから、右に白が始まるまでの半分少し過ぎで右にターン

②4つ目の赤に右輪を乗せて入り、緑に入らないギリギリで、直ぐに正面に黒看板が見えるところが頂点→フルブレーキ&3→2速。

 

 

C11

奥から4つ目の赤の地点でコースの左1/3くらいで車体をコースと平行にする。2→1速。そこからC11に向かいトレイルブレーキ。

②1枚めの小さな黒いPilleri看板の地点から加速。

③路側内の2枚めの小さな黒いPilleri看板の地点が頂点。フルスロットルへ。

④そのまま、左紅白に右輪をギリギリ乗せて、そのまま路側上を走る。1→2速。

路側の切れ目では少しコースにより、直ぐに路側に戻る。2→3速。

 

C12

白線の前の手前4つ目の白の地点でフルブレーキ→トレイルブレーキ。

白線を過ぎたらステアを切って、正面にオレンジの長方形の方向に進む。

③巻き込むようにC12に近づき、5つ目の赤の上を踏むように頂点を取る。この時、正面に大きな黒看板が見える。→フルスロットルへ。

④そのままC13前の左からの道路(グレー)の前で完全に左の路側に乗る(右輪が紅白上)。

 

C13

①そのまま。グレー道路の向こう側では左輪を緑から出て紅白の上に乗せる。

②そのまま、左輪を紅白のギリギリの縁に沿わせて(乗らずに)カーブする。

③紅白路側が終わったら徐々に右側にでる。3→4速。

 

C14

深いレイトアペックス。ここは下り坂でドライバーズビューでは非常に分かりにくいので、バードビューで確認して、ドライバーズビューの見え方を覚える。この後が直線で長いので、出口の角度と速度が重要。

①右の紅白路側の始まりでフルブレーキ&4→3→2速としながら、紅白に近づく。

奥の白線を超えたら右輪が紅白を踏むところまでアウトを取る。

緑の切れ目で、ちょうど右輪が紅白の内側コース内に入るようにステアを切る

④C14に近づきながらトレイルブレーキへ。

連結の薄緑屋根が正面右に見えたら加速開始。

細い街灯が正面に見えるところが頂点。(かなり奥)フルスロットルへ。

⑤右の紅白路側ギリギリに入り、その後もコース側に左輪を残してオレンジ白の右の路側を走り続ける。2→3→4→5速。

 

 

 

 

いかがだったでしょうか?

最初は、極端なアウトからのコーナー入に驚きますが、それを分かって路側を超えつつコーナーに侵入できると一気にタイムは縮みますね。

でも、意外に難しいと思われませんでしたか?そっからタイムが伸びない。どうしたら?ここは意外にMoTeCで解析しないと自分の弱点がわかりにくいと思います。プロのデータをお持ちでない方は、コーナー入り口の進入角度と速度を動画と比較してみてください。速度が落ちすぎてないか確認すると伸びる方が多いと思います。

 

 

なお、マスタング乗りの方は、このコースをできるだけ早めに乗ることをオススメします。というのは、オーバーステアでスピンしやすいマスタングの、コーナー出口での踏み込みの練習になるコーナーが沢山あり、この踏み込みとステアの戻しのセットでの動きの練習にぴったりだからです。では、頑張ってください。