こんにちは。Gonfoxです。

 

今日もネタ切れということで、私の車への思いといえば大げさですが、まあ、そんな爺の妄想です。興味ない方はスルーで。

 

 

で、ACCというかレースゲーの面白さを皆さんはどう感じているでしょうか?

もちろん、ひとそれぞれ、レースでサイドバイサイドの末、ライバルを抜いて表彰台最高!、HOTLAPのリーダーボードに載るぞ!って極めてる人もいるかもしれません。コミュニティのリーグを走って、みんなとワイワイってのも楽しいでしょう。

 

でも、元はやはり、結果とか付随する楽しみじゃなくて、車そのものの楽しさ、素晴らしさもあるんじゃないでしょうか?

 

すごい、加速でシートに押し付けられる。シムレーだとエンジンの轟音とともに画面がすごいスピードで後ろに流れますよね。

 

柔らかな、あるいはスパッと切れるステアリング、リアルでも乗り心地について一家言持ってる人いますよね。フランス車は絨毯うんぬんとかw。

 

で、ね。

私は他の方はどう思うか知らないですけど、「原初の喜び」っていうと難しいけど、あのちょうど、ベビーカーを足で漕いだり、三輪車を乗れるようになって、そして、補助輪外して自転車を乗れるようになった幼児の喜び・・・・言ってみれば「ぶーん、ぶーん」っていいながらニコニコ顔で、自分がこの世界の中を、自分の体ではない何者かと移動する。その喜びがね、今もあると思うんです。それは、疾走感とか、ガタガタくる揺れがもたらす、スリル、そういったものも含むんですけど、そう分析すると抜け落ちてしまう、人間が「なにかの力で自分の(手足の)力を超えた移動」をするときに発する「ぶーん、ぶーん」という喜びの声、まさにそれだと思うんです。

 

私はかつてマツダ乗りでした。

若い方は知らないと思いますけど、今はアメリカの消費者満足度でレクサス・トヨタの次点とかトップを取るくらいになりましたが数十年前のマツダは酷い品質でそこらじゅうの道で故障してるのがマツダ車でした。当然、価格は安いのですが下取りも安く、一旦マツダを買うとマツダしか買えないマツダ地獄という言葉が有名でした。

しかし、ルマンでロータリー積んだMAZDA787Bが優勝するなど、昔からモータースポーツにも頑張ってる企業でもありました。はっきり言って、昔の機能的でリーズナブルというコンセプトを捨てて、後方視界も荷物のキャパもデザインの犠牲にした画一化されたデザインの車を外車ディーラーのような店舗で売るブランド化で私はマツダを見限りました。まあ、それでも、ロードスターは海外でもMX-5としてレースも多数行われている、最高の小型車として、絶対に生き残ってほしいとは思っています。

 

かつて、私が、マツダ車(MPV2台、アテンザ、RX-7)を乗り継ぐようになった、今も、ロードスターには生き残って欲しい、そのマツダへの思いを確立した動画があります。マツダはバブル当時にトヨタ日産と同じ、系列を5つ作るほど、拡張路線に走って倒産しかけました。そのとき、もう一度、再建のために、自分たちの作る車(=乗る価値がある車=作る価値がある車)はこれなんだという思いを共有しようとマーク=フィールズCEOが作らせた動画です。本来はMazda Global Brand Essence Videoというらしいですが、通称「マツダを救ったたった3分のビデオ」とも言われます。

 

簡単に言えば、私が上で書いた「ぶーん、ぶーん」を「Zoom Zoom」という英語でいっているだけの動画です。※でも、私の書いた上の説明の1億倍、よくわかります。

 

ある日、あなたは生まれた。

そして、人としての1つのマイルストーンに達する。

 

それは「ブーンブーン」とものを動かすときに…… 感じる

尽きることなき心の震え 

 

(日本語CMの方はちょっと意訳し過ぎと思います。上は私の訳)

 

 

文字にすると、大したことないです。でもね・・・

 

 

自分のようにネクタイをして、疲れて、人生がつまらなそうに座るサラリーマン

 

You grow up、aquire responsibilities(あなたは大人になって責任を背負うようになる)

Adults don't go Zoom Zoom(大人は「ぶーん、ぶーん」なんてバカなことはしなくなる)

 

のテロップの後の、たぶん、取締役会から解放された、大柄な外人のビジネスマンが買い物カートに乗って、走らせる場面に来て、当時、上の画像と同じように管理職としてしじゅう、しかめっ面をして、疲れた表情をしていた私の目から、涙があふれました。

 

but a lucky few never lost the spark(でも、僅かな幸運な人達は、その、心の煌めきを失うことはない。)

 

 

あぁ、これだったんだ。俺が車を乗るのは。

 

 

私はリッター7キロも走らないRXー7を通勤車にした。

 

 

あなたがどう思われるか知りませんが、下の動画をみていただき、私と同じ思いを感じていただけたら幸いです。

 

 

 

 

 

※正確には、「ZoomーZoom」は自分が何か乗り物によって移動するだけでなく、おもちゃを動かしたり、親の手で振り回されたりするのも含むので、「何かが空間を移動する時に感じる」原初の感覚という意味で、私の言っている「ぶーん、ぶーん」よりも、もう少し広い概念ですが。