こんにちは。Gonfoxです。

お久しぶりです。

 

最近は、BG3は少し休んで、ACCやってます。ウラカン面白いわ(^^;)

というか、ウラカンに乗り換えて、e-spoセットアップでの練習おもしろいわですね。

Monzaで1:50.195(5周1:50.664)までは、行けたんですが・・・

 

自慢するようなタイムでもないけど、まあ、これでも2月からACCというか、シムレースといえるものを始めて、9ヶ月(神経痛で3ヶ月休んでたので、まあ実質半年)でM4七転八倒の53秒台からみたら、ホント、我ながら進歩したとは思います。若い方なら1~2ヶ月でしょうけど、爺さんとしては、「よくやったw」って感じ。

 

でも、ここからの改善が見えない。シケインでのスムーズにハンドル操作ができるまでやればできそうだけど、試行錯誤を100時間とかきついw。いや、とんでもない勘違いな練習続けてるかもしれない。なかなかタイムが縮まなければ、これは疑心暗鬼になりそう。

 

でも、もうちょい、行かないかな?って欲があるんですよね。

 

だいたい、動画を真似てラインは合ってきている。が、50秒を切るには、はやり、だいぶ、レベルが違うものが必要な気がするんです。ホットスティント5周ベスト(まあ、レースとは1秒は違うでしょうが)49秒台なら、十分速い、初心者卒業=中級者だと思うんです。

 

で、その壁が何なのかを知りたい。超えたい。

 

ということで、知っていたけど使ってなかった(有料セットアップのGOSETUPに付属している)Motecデータを使って、分析してみようかと思いました。

 

<やりたいこと>

・どこで、プロとタイム差がつくのか?

・その原因の場所でのハンドル、スロットル、ブレーキ、ギア段etc.の操作の違いは?

・比較して近づけることは、実際はどういうこと(と感じる)なのか?

を理解したい。

 

 

以下は、その七転八倒(中)のノートです。まあ、結果は・・・かもw.

 

Motecがなんぞや?てことは、以前の記事の「MotecとPopometer」で書いてあるので、知らない人はそっちから読んでね。

ちなみに、インストで日本語選べますが、メイン画面はともかく、設定を弄るとか調べ物しようとしたら英語だったりします。でも、たぶん下の記事まねすれば、ほとんどいじらなくていけますので、ご心配なく。

 

では。(以下は、参考にしてハマっても自己責任よw)

 

 

 

1.MOTEC i2 のインストール

 

ダウンロード元

 

 

Software > Latest Software > Data AnalysisのPro(上の方)のファイルをダウンロードする。先にMOTECとはフォルダー作って、そこにしたほうがいいかも)

→ファイルをダブクリでインストール&デスクトップにショートカットができています。

 

2.ACCとi2の連携

どうもデスクトップのショートカットをクリックして出てくる指示で新しいワークスペースを作る(circuitとかのデフォのやつも同じ)とグラフはできるのですが、accのテレメトリーデータの一部が読み込めまないのかマップが変になります。また、グラフのX軸が距離ではなく時間になるので、シムレースの分析に非常に使えません。スピードもマイル表示ですw.理由はわかりませんが、下の方法を取るとデータが入ります。

 

(1)PC>ドキュメント>Assetto Corsa Competione>MoTeC>Workspacesの中にあるBaseACCなんとかというフォルダーとファイルの2つをコピー

(2)PC>ドキュメント>MoTeC>i2>Workspacesの中に上の2つを貼り付け

 

 

3.i2の起動とデータの読み込み

 

・ショートカットをクリするとi2が開きます。

・2でコピーしたBaseワークスペース(WORKBOOK)をクリックします。

・画面上左の「ファイル」をクリして、ドキュメントにあるACCフォルダーの中のMoTecというフォルダー中の走行データを開きます。※

 

※なお、ここにデータがない場合はACCのSetup>Electronics>TelemetryLapsが0になっているためですので、走る前にここを必要な数に上げておいて比較するラップを走ってください。私はHotStint15分で8周回って練習しているので8にしています。(なお、このままだと、とんでもなくメモリを食いますので、上のフォルダー内を時々、掃除してください。)

もちろん、弱点(改善したい場所)を探るために分析するのですから、自分のデータは最高Lapのではなく、特に大きなミスなく、まぐれでうまく回れたのでもない平均的タイムが出ているLapを読み込みましょうね。(コースアウトしてると、それのとおりにコースマップができるw)

 

次に比較するデータを読み込みます。

GosetupやCDAなど有料セットアップの中にはMoTecデータがついているものがあります。

私はこれと比較しますので同様にダウンロードしたファイルをクリックすると、自分のデーターがグラフ等で比較ができるようになります。

 

両方、読み込めたかどうかは左のDataタブで確認できます。複数回回ったときは何ラップ目かも指定しましょう。

 

沢山の機能があり、そのためにワークブックには沢山のシートがあって、タブが上に並んでいますが、基本的に一番左のタブ「Graph」しか使いません。

 

 

 

4.比較項目の選択

デフォでは、加速度G関係とか素人が使いにくいものも入っています。

このi2はプロのメカニックが使うようなものが本来ですので、ブレーキ温度とかとんでもないものまで表示できますが、私は次のもので比較します。上級者はダンパー(バネ関係)のセッティングを弄るのに使うそうですが、まあ、セットを弄るような上級者以外は下で十分ではないでしょうか?まあ、お好みでどうぞ。

 

いらないやつを消すのはChannelタブを出して、そのなかの該当をダブルクリックすれば消えます。逆にないやつは出ます。

 

 

<チャンネル>・・メインのグラグ画面に出るやつ。

 

・タイムTime

・スピードSpeed

・ブレーキBrake

・スロットルThrottle

・ギア段Gear

・ハンドル切れ角SteearingAngle

・オーバーステア値(スリップアングルがついているか分かるのかな?)

 とりあえず私は慣れてからにします。

 

 

<ハンドルの絵>

グラフで比較するので要らないのですが、まあ、視覚的にパッとわかるから。

これは、グラフ画面を端からドラッグして、空白部分を作り、ここを右クリするとでてくるプルダウンメニューでAdd>Gauge>SteeringWheelを選べばでるので、大きさを調整してください。比較すると2つのハンドルが表示されます。

なお、こいつもデータがデフォでは設定されていないので、ハンドル画面を右クリしてでてくるプロパティからデータ元をSteeringAngleを選んで入れないと動きません。なんて不親切w.

 

<コース地図>

ハンドルと同様にして、Add>TrackPosition等で追加します。

 

で、ガックリきたことを書きますw.

Mapは、コース上の赤点で視覚的にグラフの縦線がこのコーナーですねってすぐ分かるので、非常にグラフがわかりやすくなります。もう少しいじれば、このへんからブレーキ踏むのね、とか、ここで差がついてるか、ってのが視覚的に表示できます。(グラフでも全然、わかりますので私は使ってませんけど。)

で、一番、MoTeCのだめなのは(私の理解不足なだけかもしれませんが)、コースを1次元で捉えていて、コース幅がないのです。プロとの比較をすると2本のコースが現れます。ということは、もっとプロはアウトから入っているとかいう走行ライン比較の情報がわかりません。MoTeCは車の移動を(GPSや加速度センサーで)トレースしてコースマップをつくっているらしいので当たり前といえばあたりまえですけど。この点は解析アプリのPopometer(高すぎて手が出ませんので戻りませんけどね)を使っていると、とんでもなく不便です。Popometerはたぶん、ACCのコースデーターを取っているのでコース幅なども取り込んでるようです。まあ、私は動画で見るのですが、GOSETUPではドライバーヴューしかないので、FOVの関係もあって、はっきり行ってラインがしっかりとはわかりません。別の方の動画でチェイスヴューも載せてる動画があるので、それを見比べて大体あってるかな?って確認してます。

ここは超不便というか駄目ポイントです。(MOTECは、あくまでもリアルのメカニックさんのためのものなんだからシムゲーの視点で駄目というのはお門違いでしょうw。コースのデータはなくても、走るだけでコースマップができるので、逆に地方の草サーキットでもマップができて分析できるんですもんね。)

 

 

6.比較

F3を押すと、自分とプロのグラフが両方出てきます。一番上にVarianceタイム差(どこで差がついたか分かる)経過のグラフが追加されます。

 

色については趣味ですが、上のバーにあるメイン色を揃える(SingleColourForMain)みたいなボタンを押してもいいですし、チャンネルごとのプロパティを弄るとか、オプションのカラーから変えるとか色々方法がありますので、試して自分的に見やすそうなのでどうぞ。

 

 

7.私の比較分析の例(Monza)

 

これが、Lap全体です。私は51秒弱、Proは狂気のw45秒台と5秒の差があります。

 

見にくいので拡大して見てください。

 

(1)タイムをロスしている箇所・ロスの大きさの把握

一番上がタイム差で、5秒あります。

例えば、第1シケイン前では約0.13秒くらいですが、最終コーナーのあとからスタートラインまでは約0.5秒近く差がありますので、最終コーナーを改善すると約0.6秒縮められるということです。まあ、大体いけてるかなという感じ。第1シケインの通過でタイムを少し喰ってますが、出口速度はまあまあだったので、第2シケイン入り口まででは大きく差はつけられていません。

大きく落ちているのが、第2シケインを通過したあと、カーブを2つこなして第3シケインにいくまでで約2.5秒も落ちています。しかも、第3シケインは出口のコーナーで一気に遅くなり、長いストレートを合わせると1.5秒落としています。

 

私的には第3シケインの出口を攻略するのが優先順位1番という分析になります。続いて、第2シケインのこれまた出口、その後にくる2つ目のストレートにつながるカーブが意外にタイムロスが大きく改善を早くしたいという感じですね。

 

 

 

(2)個別のカーブの分析

 

例として、これが第2シケイン周辺のグラフです。(Shift+→←で左右スクロール&マウスホイールで拡大縮小)

 

2段めのスピードのグラフはほぼ同じですので、カーブに入る前の時点ではOKに見えます。しかし、5段目ギアを見ると、すでにこの時点で、変速の開始が遅く2速に落とすのが遅れています【黄】。つまりエンジンブレーキの量がすくないです。ですから、それを補うために最下段で見えるように、フルブレーキも早く始めて遅くまで掛けています【赤】。2段めのように、当然、ブレーキが終了する最初のコーナー入り口で速度に差がついています。

また、プロは最初のコーナー出たらすぐにハンドルを戻しながら、スロットルを開けフルスロットルにし、出口コーナー後で左路側にはみ出ながらカーブするために少し抜いて荷重を掛け、それからフルスロットルにしている【緑】のに、私は加速の開始が完全に出口コーナー前で車体が出口を向きはじめてからですし、かつ路側帯に深い角度で突っ込んでいるので大きくスロットルを戻してしまっています【黄】。

3段目ですが、ハンドルは、ほぼ同じタイミングで切り始めているのに、切り始めの切り方が小さい(より直線的にコーナーに近づいている)ので、車体角度が曲がっておらず、そのままでは出口コーナを乗り上げるので、プロが戻しを始めているタイミングで、さらに強く左に回している【赤】。このため当然スピードが落ち、戻すタイミングが遅れ、出口コーナーを大回りしてスピードを落としている。出口でプロはスピードが出ているために左路側帯にはみ出て、ハンドルを戻す操作をしているのが、私ははみ出す角度が深すぎて、スロットルを大きく戻すのに加えて、コースに戻ってまっすぐ進むまで(=ハンドルを戻すまで)が時間がかかり、直線加速が小さくなってしまっているためシケイン出口でのスピード差がついたままになっている。

 

 

というような感じで、とりあえずは私は分析しています。

 

※1回の分析→走行で一気に全コーナーの修正ができるはずもないですから、Tools>Options>Startupでload Previous Logfileにチェック入れとくと、次回もデータを読み込んだ状態で分析を始めらますので、お勧めです。

 

 

いかがだったでしょう?まあ、分析できるのと、それが改善できるのは別ですけどw、それは置いておくとして。

 

いや、なんとなくは分かっていたけど、ハンドルのタイミングとか、こういうグラフ比較化して突きつけられると、「全く駄目ですねw」って認めざるを得ません。厳しいですw.

まあ、このプロはJordan Sherrattっていって、リアルのレーサで、かつフェラーリやランボルギーニのe-spoチームにいたシムレーサであり、CDAのレーサーやって、独立して自分でGOSETUPの創始者ですからね.比較対象が悪いといえば、それまでですが。

にしても、1分45秒台って完全に狂ってるわ.(ちなみに現在AORトップのhotlapは1:45.542)

せめて、48秒台でも1発出して、私も「おかしい人」って言われたいなあw.みなさんも夢を見るのはタダですから、ご一緒にMoTeCどうですかw?