“ブルース”~ハードバップ・アルバム | 洋楽・散歩

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1950年代の軽音楽・映画が大好きで
以前は「洋楽三昧」というタイトルをつけていたのですが
最近はお気軽散歩がメインになっています

ふと 思いついて~
曲名に“ブルース”が入っているモダンジャズ・アルバムを作ってみました。

50年代半ばから60年代にかけての“ハードバップ”スタイルに限定しましたが、
モダンジャズといえばこの時代~と思っている私のプライベートCDです。

ブルースといってもハードバップスタイルの場合は、
ドライでハードな演奏がほとんどですから、暗く切ない雰囲気はありません。

リンカーンの奴隷解放によって 逆に人種差別が始まりブルースが生まれた~、
敗戦後 日本は平和国家になったものの アメリカの属国になってしまった~、
今回の捏造裁判騒動を見ていると、独立した真の民主主義国家とは程遠い現状に
暗澹たる思いを禁じ得ません。

なあんて~政治話をするためのブログではありませんでした。

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「Senor Blues」

1「Blues」:Art Blakey Quintet:1954

ハードバップの幕開けを飾る
ジャズメッセンジャーズのライブ「バードランドの夜」の中の1曲。
ホレス・シルバーの文字通り“ブルース”感覚たっぷりの演奏がたまりません。
グループ最初のトランペッター:クリフォード・ブラウンのアドリブもグッドです。

2「The Blues Walk」:Clifford Brown & Max Roach :1955

♪「ダーフード」♪「ジョイ・スプリング」♪「ジョードゥ」等、
クリフォード・ブラウンの素晴らしいアドリブで有名なアルバムから選びました。
この翌年ブラウン達が命を落としたので短いグループ活動でしたが、
中では ブルースを感じるテナーサックスのハロルド・ランドが好みです。

3「Senor Blues」:Horace Silver Quintet:1956

アルバム「シックス・ピーセズ・オブ・シルバー」の人気曲。
ホレス・シルバーとトランペットのドナルド・バードのファンキーさ、
ハンク・モブレーのテナーも楽しめる 大のお気に入りナンバーです。
というわけで 今回のアルバム・タイトルにしました。

4「C Jam Blues」:Red Garland Trio:1957

アルバム「グルーヴィ」に入っているエリントン作の人気曲。
オリジナル・マイルス・デイヴィス・クインテットのピアニストだった
レッド・ガーランドのくつろいだ演奏が満喫できます。
マイルスと違い、自分のスタイルを変えない彼のようなアーティストが好みです。

5「Blues March」:Art Blakey & The J.M.:1958

ジャズメッセンジャーズの人気を決定付けたアルバム「モーニン」挿入曲。
タイトル曲はボビー・ティモンズの作曲ですが、こちらはベニー・ゴルソンの作品。
トランペットはリー・モーガン~、歴代最高のメンバーによる名演だと思っています。

6「Blues-etto」:Curtis Fuller Quintet:1959

「ファイブスポット・アフター・ダーク」の中の曲。
タイトル曲は、ベニー・ゴルソンのテナー、カーティス・フラーのトロンボーンによる
ソフトで甘いハーモニーが大人気になりました。

7「Them Dirty Blues」:Cannonball Adderley Quintet:1960

ジャズ・メッセンジャーズの♪「モーニン」と共に、
日本にモダンジャズの大ブームを起こした♪「ワークソング」が収められたアルバム、
そのタイトル曲…こちらはやや地味なせいか大ヒットはしませんでしたが、
キャノンボール・アダレイと弟のナット・アダレイの質の高い演奏が聴けます。

8「No Blues」:Wynton Kelly Trio:1965

ここまでは年代順に取り上げてきましたが、最後はチョッと年代が飛びます。
ウィントン・ケリーのピアノとウェス・モンゴメリーのギターが楽しめる、
アルバム「ハーフノートのウィントン・ケリー」の代表曲です。


黒人の音楽はほとんどブルースを原点にしているので、
モダンジャズに限定しても選曲に困るほど沢山の曲が頭に浮かびます。

アート・ペッパーやハーブ・エリス等白人のアルバムにも良い演奏がありますし、
「ブルー」まで含めると収拾がつかなくなりそうなので、
今回は黒人による「ブルース」のつく代表的アルバムから割り切って選曲しました。


高校時代にフランス映画「殺られる」で知ったジャズメッセンジャーズ、
同じ頃我家のレコードで聴いたホレス・シルバーのファンキーなピアノ、
学生時代、ポピュラーヒットしていた♪「モーニン」のメンバー達や、
♪「ワークソング」のキャノンボール・アダレイ、
社会人になりたての頃、苦しい生活の中で繰り返し聴いた
ウェス・モンゴメリーとウィントン・ケリーのレコード等など、

こういうアルバムを作っても、想い出のアーティスト最優先になってしまいますが、、
いずれ続編でも作る機会があれば~と思っています。

……

♪「Senor Blues」:ホレス・シルバー
http://www.youtube.com/watch?v=iRdlvzIEz-g

♪「 C Jam Blues」:レッド・ガーランド
http://www.youtube.com/watch?v=XAcO0ahmw4w

♪「West Coast Blues 」:ウェス・モンゴメリー
http://www.youtube.com/watch?v=829DIYHh4_o&feature=related