政治は多面的である。それぞれ主な対立軸をまず述べる。
税
大きな政府、小さな政府、という言葉で代表される考え方である。
前者は税率を高くして、公共サービスを手厚くするやり方。
北欧諸国が代表例。
後者はできる限り税率を低くする代わり、自助に委ねるやり方。
アメリカなど。
軍備・防衛
前者はできるだけ軍備の予算を減らすことで平和を目指す、という考え方
後者は隣国との軍事力をなるべく均衡させることで、相手に攻めさせない、
ということで平和を目指す考え方。
隣国に危険な国がいるかどうかの相対的な関係に強く依存する。危険な国が
いると後者にならざるを得ない。
貿易
前者は多国間で協定を結び、関税を無くしたり下げたりして取引額を増やし、
繁栄を目指すやり方。自国の内需だけでは賄えない小国はこちらを選択する。
後者は内需優先で関税を上げて、自国内の企業を優先させるやり方。
前者はEUが代表例。後者はアメリカや中国など、人口が多く、経済圏の
大きな国が選択できる政策。小国が選択すると貧しくなる。
宗教
前者は一神教を基盤とした国。後者は多神教、他の宗教も認める考え方。
おそらく違う神を信じる国同士の戦争が一番多い気がする。
アラブと欧米の対立が典型的なケース。
言論の自由
政権を批判してよい国、批判すると国家反逆罪で逮捕されてしまう国。
前者は民主主義国家、後者は独裁国家。
年代
高齢者向けの政策、若年者向けの政策。
前者は年金や福祉に手厚く、後者は教育の無償化など。
人口ピラミッド構造によりどちらが有利かが決まる。
経営サイドと労働者
人を使う立場と使われる立場
資産家とそうでない方
世の中にはいろんな対立軸がある。それぞれで各々、どっちがよいとか
意見が違うと思う。組み合わせのパタンはたくさんある。
上述の例では8つあるので、2の8乗ある。
2×2×2×2×2×2×2×2=256パタン
政治の場合、国民は選挙で政治家や政党を選ぶことで上記を選択するのだが、
では256の政党があるのか、というとそうではない。
この政策は賛成だが、あの政策は反対だ、となるし、自分の価値観と合致する
政党がほとんどの人にとってない。なので選挙に行かない、となる。
政策ごとに国民は選択できるように政治の仕組みを変える、ということは
現代の技術を駆使すればできると思う。
官僚・政治家(特に国会議員)は法律をつくって、国民に提案し、国会で
議論し、良い面と悪い面を説明し、最後は国民が投票し、選択する。
という役割分担はどうなのかな、と思う。
デメリットもあると思うが、現在の状況が最善とはとても思えない。