昨日、Brooklynの966 Jazz というところへLou Donaldson Quartetを聴きに行ってきました。

会場へ入ってみてびっくり。
SmallsのようなJazz Clubを想像して行ったら、
パーティー会場のようなところだった。

テーブルがたくさん並べられ、お客さんも満員。
もう演奏は始まっていて、入った瞬間、熱気が。

入り口の近くで話しかけられる。
前セッションで弾いたのを覚えていて下さった
ミュージシャンでした。
うれしい。

席に座ろうかなあときょろきょろしていたら、
シート探してるの?ってイベントの係の人みたいな人が
ついてきなさいって、席を探してくれた。
真ん中の方まで行ったら、
あるテーブルに座っていた女性が、
こっちおいでって私をまねいてくれた。
優しい人に出会った。

バンドに知り合いがいるの?とか、
前の方に行って写真とったらいいよ、今なら誰もいないから、
とか、しつこくもなくさりげなく話しかけてくれた。

来ているお客さんは、黒人の方たちが大半で、年齢層も高い。
その女性に、毎週来ているの?って聞いたら、
もう10年くらい毎週来てるよって。
毎週金曜日に開かれるこのジャズイベントは、
この近くに住む人たちの集会みたいになってるみたい。

Lou Donaldsonのバンドの演奏に合わせて、ダンスをする人も。
曲が始まる度に、前の方のスペースに人がちらほらと集まり、
男女がペアになって踊る。
ブルースやスタンダードも踊っている人を見ながら聴くと、
より楽しい。
まさに、サタデーナイトフィーバーみたいな格好をした男性も。
あんな感じで何十年前も踊ってたんだろうな。
彼らはおそらく50-70歳くらいだと思うけど、
踊ってる姿は若者と変わらないなあ。歳を感じさせない。
やっぱり日本人が踊るのとは全然違うなあって。
同じテーブルの、私の後ろに座っていた女性が、
あれ見てごらん、スペースさえあればどこでも踊っちゃうんだからって、
後ろの一角のスペースで踊る人たちを指差して言った。


$Yoshino's blog


私の座ったテーブルは、一人の女性の誕生日パーティーをしていたみたい。
お菓子とか、ゆで卵やら野菜のディップなど、フードを持ち寄っていた。
座っていたもう一人の女性も、何か食べたい?って声をかけてくれて、
いろいろ私に差し出してくれた。
よそってあったチップスを食べたら、めっちゃうま!って
ちょっとずついっぱい食べた。
あとで自分で買おうと思い、そのチップスの名前を覚えた。
(今日行ったスーパーにあって早速買っちゃった。)

そんな親切な人たちの座るテーブルでゆっくり
Lou Donaldson Quartetの演奏を聴き、
Brooklynに住む人たちの文化に触れた。

Lou Donaldsonの歌うブルースは、
とても貴重な経験でした。

$Yoshino's blog