起きれなかった。
午後に二度目に目が覚め、用事をキャンセルして、
また寝た。
何度か目が覚めたけど、最終的に起きたのは西日がさす頃。
午後の7時半。
終わってる。
でもどうしても今日は起きたいと思わなかった。

心配したルームメイトが携帯にメールをくれていた。

パジャマのまま朝ご飯にまたパンを4枚焼いていたら、
このアパートのボスがキッチンへやってきて、話かけてきたので
そのままそこで話しながら食べていた。
そしたらチャイムがなった。
「Someone came to see the room. Don't worry.」
先に言ってくれガーン こんな格好で初めての人に会いたくないし。
もう来てしまったものはしょうがないので
これが私の普段着です、という顔をして挨拶をした。

私の大好きなもう一人の優しいルームメイトが今月末で部屋を出てしまうので、
新しく入る人を募集している。



身支度をしたらもう出かける時間。

今日は、Village Vanguard にTom Harrellを聴きに行ってきました。

Tom Harrell Quintet
Tom Harrell-tpt, Wayne Escoffery-sax, Danny Grissett-p,
Ugonna Okegwo-b, Johnathan Blake-d

Tom Harrellの"Sail Away"はとっても美しくて好きな曲ですが、苦い思い出が。
バークリーの1st Semesterで入れられた、Piano Trio Lab。
私が与えられた最初のRatingは、私の実力以上のもの(と私は確信していた)で、
Piano Trio Labは、その自分より少し高めのレベルのクラスだった。
何にもできなかった私は毎週クラスに行くのがつらかった。。
Sail Awayは、そのクラスのFinal試験の課題曲でした。
インプロなんてほとんどできなかった私は、試験前日に一生懸命
ソロを書いてみて、夜中まで練習していました。
けど、、試験では、Sail Awayは弾かされませんでした。
何を弾かされたか、思い出せないのですが、
アメリカ人らしい気分で決めた、的な感じだったと思います。
こんな経験は、この大学に通った3年間で嫌というほどしましたけど、
入りたての私にはショックがでかかったです。

そんな、思い出深いTom Harrellのトラウマはちょっと薄くなり、
生で聴きたいという気持ちになることができました。

彼はずっと頭をたれて演奏されていました。
今日の私は機能停止でしたので、
音楽を楽しむ能力に欠けていました。
けど、彼の演奏を見ていて切ない気持ちになり、
最後に「Thank you」と一言彼が言った瞬間に
その切ない気持ちが100倍になりました。

オリジナル曲、どれもかっこよかったです。
Danny Grissettが弾いている手元を見ていたら、
ちょっとヒントをもらえた気がします。

その後に、Fat Catのセッションに参加しようと、
Village Vanguardから適当に歩いて行ってみようと思ったら
あっという間に見覚えのあるお店を発見し、
あれ?と思った途端に着いて、こんなに近かったんだってびっくりしました。

お店に入ったらまだバンドの演奏が始まる前でした。
始まった瞬間、あまりにバンドがばらばらで、
リーダーの方が明らかにOut of time。
Saxなのに、途中で中途半端にピアノを弾いたりしていて、
ちゃんと聴いていられませんでした。
もう一人の若いSaxの方も、途中文句みたいなのを彼に言っていて
後半は、楽しんでいない感じが完全に態度に現れてしまっていて、
セッションが始まるまでそのバンドを聴いて待っていることができず、
帰ってきました。
店を出るときに、smallsに移動すればよかったんだ、と気づきましたが、
機能停止の私はもうまっすぐに駅に向かいました。

帰って散らかった部屋を片付け、楽譜を整理して、
また腹痛に襲われています。

今日は寝ないでがんばるぞ。