映画「スクロール」僕は、社会のために何もしなかった | 私の5 室は映画館・映画レビュー

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劇場公開日:2023年2月3日 117分

2/3(金)鑑賞

⚠ネタバレが気になる方へ

読む場合は、自己責任でお願いします



STORY



学生時代に友達だった〈僕〉(北村匠海)

とユウスケ(中川大志)のもとに

友人の森が自殺したという報せが届く



就職はしたものの上司から全てを否定され

「この社会で夢など見てはいけない」と

SNSに想いをアップして自分を保っている〈僕〉(北村匠海) 左側と







毎日が楽しければそれでいいと刹那的に生きてきたユウスケ(中川大志) 右側の2人は

森の死をきっかけに生きること・愛する事とを見つめ直す




〈僕〉の書き込みに共鳴し特別な自分になりたい願う〈私〉(古川琴音) 左側 と





ユウスケとの結婚がからっぽな心を満たしてくれると信じる菜穂(松岡茉優) 右側





何者にもなれない4人が、ひとつの死をきっかけに、明日への一歩を踏み出す…



感想


…という作品を観ました

(´-`).。oO

ブレています、伝えたい事が



冒頭は、主人公「モボ」の視点の

不思議ワールドから始まります

これは、森と僕を投影した僕作の

私小説を映像化しています



しかしそんな事知らない観客は

冒頭から ?!?? となり

つかみは、何だ? という感じ



原作は、橋爪駿輝の「スクロール」

読んでいませんけど(´-`).。oO 

すごく薄い群像劇です




揺らぐ20代のリアル


僕(北村匠海)は

理想と現実のギャップを受け入れられない





嫌なことや、困難にぶつかると

原因や対策は、考えないで

スマホで画面を切り替えるように


とりあえず スクロールする



サムネイル

忘れてしまおう今は

何もかも


まあ、その時が来たら

立ち向かおう

 

って、おいおい(´-`).。oOお〜い…





パワハラ上司コダマ(忍成修吾)へ


「コダマ マジ、死んで欲しい」

SNSでつぶやく



確かにコダマ(忍成修吾)は

パワーハラスメント上司ですが

進捗確認への覇気がないあなたの態度…

        ⬇


何も言わない、目も合わせない

主体性や意欲が、見受けられない



なんだよそれ〜


あのね、あなたがそうしている間も

会社はあなたにお給料をお支払いしてます

あなたね、周りにフォローされてる事すら

気づいてないでしょ?





生きている意味がわからないから

こんな世の中から消えてしまいたい


死んでしまおう」


(@@) ダメだこりゃ

いのちの価値がわかってますか?

我慢ならず、立とうかと思ったら



最後に気づいてくれました

やっと


サムネイル

僕が、

社会のために何もしなかった


社会とは、僕自身



誰かのためになる事で

ささやかでも

生きていく意味があるんだ


ちょっと言いたい


社会が、自分に何をしてくれるのか?

ではなく

社会や誰かに、自分が何をできるのか

なんですよ



もうひとりツッコミたい人がいますが

こちらは、やめておきます



サムネイル
 

松岡茉優 〈菜穂〉


「わたし、幸せになれるかな」

結婚が、心を満たしてくれる

そう信じている



何だか、穏やかにみれませんでした