無庵日録 (1042) 年末所感 (2) 必然のこころ | 日々新面目あるへし

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ブログを続ける指針に、会津八一の書「学規」に学びたい。
 一、この生を深く愛すへし
 一、かえりみて己を知るへし
 一、学藝を以って性を養うへし
 一、日々新面目あるへし

2023/12/29

 いつ頃から人生すべて<必然>と受けとめる観方を覚えたのであろう、この82歳を過ごした年かもしれない。「今自分はこうなるようになっていて、今こうなることを経験することが出来る」頭で分かっていたことを身体が教えてくれた年である。

 

 若い頃に出会った「色即是空 空即是色 受想行識 亦復如是」の

<空>を<必然現象>と単純に受けとめている。理由を思うなら<遺伝子の働き>に強く惹かれた気がする。世界の動きを見渡すとロシアやイスラエルが戦争を始めた原因も然りと。

 

 人間は人類という動物の一環に他ならない、他の動物と同様に遺伝子の働きで必然的に生まれ、必然的に老い、必然的に病み、必然的に死する。故にすべて必然の流れにある現象と受けとめている、今年はそんなことをつよく感じた年であった気がする。