無庵日録 (1041) 年末所感 (1) 今年の自分史 | 日々新面目あるへし

日々新面目あるへし

ブログを続ける指針に、会津八一の書「学規」に学びたい。
 一、この生を深く愛すへし
 一、かえりみて己を知るへし
 一、学藝を以って性を養うへし
 一、日々新面目あるへし

2023/12/28

 今年は例年になく幾つかの話題があった。2月末に妻が逝き、3月に孫たちの成長、4月に高校時代の級友たちと出合い、そして自身には老年期の自覚が顕著になってきた年である。諸行無常

を実感した年と云える。

 

 妻とは昭和40年に結婚して58年になる90歳で逝った。7年前に大腿骨の骨折で家事が出来なくなり週3回ディサービスに通っていた。そこで脳梗塞で倒れ1週間の昏睡状態で逝った。愉快な話題の多い妻でそんな出来事を小冊子に残そうと綴っている。

 

 3月に娘の長男の大学卒業式に家族で出席、金沢へ出かけた。今年の4月から希望の企業に就職して東京の寮住まいでこの正月に帰省する。娘の次男も希望の企業に就職が決まり来春は家族で九州の大学卒業式に出席するのを楽しみにしている。

 

 4月には縁があって高校3年のクラスメート6人の懇親会に出席した。卒業後63年になると顔も名前も完全に忘れている、もっとも自分は剣道部で黙々と過ごした3年間であった、83歳の同級生の正月の新年会を楽しみにしている。

 

 昨年までは老年をまったく意識していなかった。だが82歳になってようやく身体第一と自覚している身体自体が老年の身体機能の低下を伝えて来る。自然現象の必然性を苦笑いしているが今後の自分を考える気持はまったくない。