無庵日録 (1038) 老化と病気 | 日々新面目あるへし

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 一、日々新面目あるへし

2023/12/25

 七十代の頃は身体の老化を特に感じなかった。八十代に入ってふと気づいた、徐々に身体の機能低下を身体自体が伝えてくる。最初に起床時の腰痛が気になったが身体を動かすと治っている、これが老化の兆候と思った。

 

 ところが毎朝正座で新聞を読む習慣があるがこの12月に入ってから左膝に強い痛みを感じた。整形外科の診断で膝骨が少し神経に触れている、取敢えずヒアルロン酸注射の治療をうけている。

 

 ウォーキングには支障がないので原因を聞くと、よく分からないが老化傾向があると言われた。そうかもしれない多分に老化が病気と関わっている気がする。

 

 老化現象は病気ではないので治療方法は無い、だが身体機能が低下すると病気を誘発しやすい。老化も病気に関わっている面があるように思える。仏法の生老病死や薬師如来の観方をあらためて考えさせられる。

 

 必然的に生まれて生きて行く、必然的に老いて行く、必然的に病んで必然的に死にゆく。病むことも人生の通るべき在り方のように思える。かように来たるべき老化現象を自覚するのも人生の途上であろうか。