バッハと私(347) バッハのマネージャー | 日々新面目あるへし

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ブログを続ける指針に、会津八一の書「学規」に学びたい。
 一、この生を深く愛すへし
 一、かえりみて己を知るへし
 一、学藝を以って性を養うへし
 一、日々新面目あるへし

2016.4.19

 バッハの仕事には何よりも、優れた家族の力があったこと
を好ましく思う。家族について様々な観方があるが人が集う
一つの組織である。

 組織には人・物・金が動くが最も重視されるのは人である。
人は組織の指導者と、その指導者を円滑に動かす役割として
マネージャーを欠かすことは出来ない。

 指導者の資格はそのような優秀なマネージャーに出会うこ
とにある。バッハの仕事にも明らかにマネージャーとしての
主婦があって成立っている。

 バッハには二人目の妻であるアンナ・マグラレーナ夫人の
存在があった。彼女との出会いがあってバッハの音楽が成立
ったと言える人だと思える。

 女は男次第という観方に、男は女次第で成長する在り方を
考えさせられる。そういう家族があって人間社会が成立って
いるに違いない。