2015.4.28
かって小桜インコと15年余り、家族と過した時期がある。その
頃のアルバムに、息子や娘と遊んでいる写真がある、私の肩や
頭に乗っている写真もありとても懐かしい。
愛称「とっと」、なんと可愛かったことであろう。毎日欠かさずに
遊んだ日々を思いだす。 鳥籠に手を差し入れると、喜んで指に
乗ってきた。
鳥籠から出した時、くず籠の上で指を上下に揺すると、尾羽を
上げて糞をした。かしこいな、とほめる、その後は居間から座敷
の方へ飛び回って、私の指へ戻ってくる。
居間のテーブルの上で、コップの水に頭を突っ込んで水浴び
をしたり、新聞紙を細長く切って尾羽に飾る遊びの仕草が、何と
も可愛かったことを思いだす。
アルバムに娘の頭に乗って髪の毛をすいたり、息子の手の
平に乗って指の輪に頭を出して遊んでいた姿もある。遊びに疲
れると私の指で安心しきって眠ったこともある。
その時は頭を背中に入れ、片足を腹部に入れて、眠った姿も
忘れられない。つい先日、書店で小桜インコばかりの写真集を
見て、とても懐かしく思いだしていた。