【今日 日本武道館で開催された開催の戦没者追悼式

 

今から79年前、昭和20年8月15日、三島由紀夫は豪徳寺の親類宅を訪問していた

其の時NHKラジオで天皇陛下の終戦大詔を聴いて、終戦を知った。

この頃、三島は短編小説「岬にての物語」を執筆中で、昭和21年11月雑誌「群像

に発表した。この原稿用紙に三島は“昭和20815日戦日終わる”と注記した。   

 

  

その年の10月23日、聖心女子学院在学中の妹の美津子が17歳で腸チフスで死去、

三島は「その後数年、私の生活の荒涼たる空白感は今思い出してもゾッとせずには

いられない」と述懐している。

そして終戦の日当日、三島由紀夫の父 平岡 梓は二十歳の息子の三島由紀夫に、

『これからは芸術家の世の中だから、やっぱり小説家になったらいい』と大変に理解

のある事を云ってくれたと。しかし、『数年経つとまた頑固なオヤジに逆戻りして、

結局は官吏にさせられた』と述懐している。

 

三島は昭和22年大蔵省事務官に任官したのだが、三島の父は農林省勤務時代に大蔵省

役人との予算折衝の折などに頭を下げることが多く其の為か、父は三島に対し大蔵省

に入るよう勧めていた。しかし昭和239月、三島は作家と役人の二重生活に終止符

付ける為大蔵省に辞表を提出し本格的に執筆活動に入った。

 

そして、この年11月には長編小説「盗賊」を上梓した。三島が戦時中体験した死と生

がテーマだ。1930年代の華族の世界を舞台に、超日常的な奇怪な愛を通して”死への

浪漫的衝動”を描いたと云われている。

 

(参考文献:三島由紀夫研究年表/同時代の証言 三島由紀夫/私の遍歴時代/

      三島由紀夫と戦後) 

 

 

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NHK大河ドラマ『光る君へ』に登場するファーストサマー ウイカ演じる清少納言が、

心ときめきするもの、良き薫物炊きて一人臥したる、髪洗い、化粧して、香にしみ

たる衣着たる……』 と枕草子に書いている。

   

 

平安の昔から我国には香を楽しむ文化がある訳だが、枕草子に書いてある薫物(練香)

は香料粉末に蜂蜜や梅肉、甘鬘、炭、塩などを練り合わせ丸薬状にしたもの。

平安時代に「薫物合わせ」として流行したのだ。 

  

       【990年後一条帝中宮定子に仕えた清少納言】

 

当方は、趣味として若い時から『香』が好きなのだが、日本の伝統的お香には香木と練香

の2種類あり一方、動物性の香もある、龍涎香(リュウゼンコウ)と云ってマッコウ鯨の

胃腸に出来る結石を原料とした香や、ヒマラヤに生息するジャコウ鹿の雄の香嚢から摘出

し乾燥させた「ムスク」もある。

  

                 【源氏香扇

 

我国で独自に発達した「香道」や「源氏香の組香」等に用いられる香木は、日本には

元々無い。 6世紀、仏教伝来の頃ベトナムやタイ等東南アジアから持ち込まれたもの

と云われている。

  

         【当方が趣味で楽しんでいる各種の香炉

 

諺に「栴檀は双葉より芳し」や「沈香も焚かず屁もひらず」云々、栴檀の一種に白檀

あるが、香道で使用される沈香は、湖沼に朽ち落ちた白檀黒檀など栴檀の上に草花の

香りなどが長年に亘り付着吸収され、そして樹脂状に生成されたもの。

白檀や黒檀、紫檀は比重が大きい為湖沼底に沈んでおり、其れを探し出す訳で貴重な

由縁だ。

     

因みに、東大寺正倉院には天下の名香木と云われている「蘭奢待」(ランジャタイ)が

収蔵されており過去、この香木は足利義満、義政、織田信長、そして明治天皇が使って

いるので、今残っているのは、僅か11kgsの木片となっている由だ。

引用文献】香道文化研究会編「香と香道」/関口真大著「匂い・香り・禅、東洋人

      の知恵」/三條西公正著「香道、歴史と文学」 

 

 

中国々内で歩道橋に、横断幕が掲げられた「独裁の国賊、習近平の罷免を!」、

その様子が旧ツイッターに投稿され話題になっている。今迄の中国ではあり得ない

事だろう、本当に勇気ある行動だ。

 

 

これで思い出したのだが3年前になるが、習近平をマフイアのボスと名指しで批判

した、蔡霞・元中国共産党中央党校教授がいる。彼女は習近平が中央党校校長を務めて

いた時期から、2012年まで15年間勤務していた。

                    

因みに、中央党校は共産党の理念などを党幹部に教育する機関。 

3年前The Wall Street Journal紙上で報道されたが、彼女は米国での講演で『習近平

はマフィアのボスのようで、共産党は政治的ゾンビになった』と発言して党籍を剥奪

され、彼女は米国に亡命した。堂々と習近平を批判するとは本当に勇気のある御仁だ。

 

そして香港では2020年から施行の国家安全維持法違反容疑により、施行以来6月21日迄

299人を逮捕され、76人が国安法違反で有罪とされた。

 

 

二階も小沢も中国の手を握っている場合じゃないのだよ、抗議すべき時だ

 

一方、尖閣諸島水域には連日中国海警局の武装船が巡航している、此れに林官房長官

は、『極めて深刻な事態だ、中国政府に対して抗議する』と毎度の決まり文句。 

 

中国海警局の火器装備の交船が尖閣諸島水域を連日の如く脅かしている

 

もういい加減日本は無人島政策を止め、先ずは海上保安庁の隊員宿泊施設や灯台等の

施設を建設する等、目に見える対策をしない限り、蛙の面に小便だ

岸田政権は、領土問題にもっと真剣に具体的に取り組むべきだ。 

 

そして媚中派の二階俊博やシェシェ茂木は、中国とのパイプは太いと云うなら、習近平

に対し尖閣諸島の挑発行為は即停止せよと断固抗議すべき、国民に誠意を見せて

は如何。中国人の元共産党幹部までが習近平を”マフィアのボス” と非難しているのだ、

自国領土を死守しないでどうする。