2019年4月の東池袋自動車暴走死傷事故は、飯塚幸三(当時87歳)がクルマを暴走させ、

松永卓也さん母子2人含む11人を死傷させた。 飯塚は妻とフランス料理店の予約時間に

間に合わせる為に急いでいた由だが。

そして飯塚は当初事故原因をクルマ(トヨタ・プリウス)のありもしない不具合の所為

として責任逃れを謀った、しかも主治医には運転を止められていた悪質極まりない輩だ。

      

 【元工業技術院長の飯塚幸三は当初事故はクルマの不具合が原因だと主張した

 

閑話休題、この事故が契機となり高齢者の運転免許返納等の社会問題に発展したのだが、

産経新聞によると、『75歳以上の事故率』に就いては自損事故が43.8% (75歳以下は

19.4%)、 他人を死亡させた事故が 22.9%  (75歳以下43.5%) と若い人の方が、

他人を死に至らせる事故が多い、 逆転するのだ。   

つまり高齢者の運動能力等の低下は事実だが其れを事故率に結び付けるのは早計だろう。

 

      

      【免許返納者に交付される”運転経歴証明書”】警察庁Webサイトから

 

しかも、筑波大学の研究に拠れば、高齢者が免許を返納すると6年後の介護率が2.2倍に

なる事も気になる数字だ。運転する事で脳が活性化される訳だ。

 

兎に角、高齢者だからといって、 十把一絡げに免許返納問題を論じるのは乱暴だ、

歳を取ると認知度や運動能力の個人差が実に大きいからだ。