シャフトのスパインアライメントをセンターフレックス計で計測
ヘッド重心にアライメントを合わせて組みました
ヘッド及び構成パーツの身体測定は本当に重要です
私はエクセルで調整値等を管理しています
今回はどうしても7番が体重超過していました
7番は試打クラブとして単品供給される場合が多く6本セットで発注しても
7番だけ別ロットの場合も予想されますのでこのようなデータになることが少なくありません
7番までがポケキャビで8番からソリッド構造なんて言うアイアンセットの場合も
8番とか9番とかに重量の谷というか山というか、誤差が多く出る場合が少なくありません
今回は7番のホーゼル内の肉落としで重量管理しました
スパイン=背骨(単なる直訳だと個人的に思います)
私的には・・・硬い位置と言うよりシャフト円上のシナリが最も素直に出る縦方向の断面方向
と思うのです
スパイン調整するとき・・・簡易的なスパインファインダーでシャフトを押し曲げると
一番シナリが大きい位置がグルリと下を向きます
(バット固定でチップを下側に抑える機器の場合)
その位置が俗に言われる(スパインニュートラルポジション)
そこにラインマーキングしてヘッドの重心に挿す的な調整が多いです
つまり1番軟らかい位置の真裏が一番硬いと言う理論かと思いますが
シャフトの縦位置でも違います(接合溶接位地のネジレ)
一番硬い位置と一番硬い位置は180度の関係とは言えないし実際に違う
最終的にはシャフトを組みつけの長さに近い状態かシャフトカット後にスパインアライメントを検出すべきだと思います
スパインを重心に挿しても仮付けしたヘッドを揺らして(縦横)もて奇麗に動かない場合
ワシ個人的にはアライメント方向にとシャフトの縦揺れ、横揺れに
ブレが一番少ない位置で挿す事を優先しています
スパインと一致している場合もあれば多少ズレる時も有ります
また、基本的にはトゥダウン量を抑え、トップで素直にシナル方向!が基本ですが
小さなトップ、あるいはノーコックスタイルの場合など、ヘッドを走らせたい場合等は
軟らかい位置をフェースアングル方向にしたり
逆にトップの切り替えしをユッタリタイミングを取りたい時はその逆だったり
つかまりが悪い場合は重心アングルに一番軟らかいラインを合わせる事も有ります
これはクラブチューナーの考え方でかなり違いが有ります
使う方も、ロゴの方向がバラバラだと・・・知っている人から「スパイン合わせてるな」
みたいな優越感がある方もおられます「否定は致しません(笑)」
今回は素直にニュートラルにスイングブレが少ない位置で挿しています
とは言えアイアンはドライバーよりも影響は受けにくいとワシ思います
但し!!スパイン調整・・・・厳密なクラブルールでは
シャフトは360度回転させてすべての方向で同じシナリでなくてはならない?旨の
決まり事がある様ですので・・・ルールにのっとったチューニングとは言えない
という判断も出来ます(そういう人も居ます)
では一般的に一番多いロゴの裏挿し・・・だったら360度同じシナリなの??
それも違いますので・・・スパイン調整が違法だとかルール違反とは言い切れない
しかしルール上の文言に反して明らかに硬い部分と軟らかい部分を検知するのですから
ルールに遵守とも言えないと個人的には思います
DG系もチップ側のツルーテンパーの印刷が無くなりました・・・これもスパイン調整対策??
なのかな??~~コスト管理なのかな?みたいに思っています