父の兄である伯父が亡くなった
90歳だったので
大往生と言えるだろう

男男男女4人兄妹の長男である伯父

英語教師だった祖父が戦中に病死

祖母はその後ずっと独り身で

母子家庭だったが

全員自力で大学まで進学した

頭が良くかつ努力家の父方家族

 

 

ただ出自とか学歴とか肩書きとか

そういったものが大好きで

本家分家がいまだに存在する

元々の地元が閉鎖的な土地柄なのもあり

母は一切関わりたくないと毛嫌いしてたので

祖母が亡くなると

私自身と父方親戚とは

ほとんど付き合いがなくなった

 

伯父の長男くんが喪主となって

家族葬を執り行う

ということでウチから車を出して

実家の父母を連れて行くことになった

 

母に葬儀のことを訊ねるが

お父さんが全部やってる

私はノータッチ

と言い

父は耳が遠い+軽い認知症なので

全く要領を得ない

 

いくら包むのか

誰が来るのか

規模はどれくらいなのか

家族葬とはいってもピンキリ

通夜+告別式

をやるということは

来るのが近しい親類縁者のみで

やることはちゃんとやるのだろう

と予測

 

実家とのバランスで

香典はそれほど包めないので

穴埋めするべく

お伺いをたてた上で

小さなブーケの供花と

私たちは都合上参列できないので

翌日の火葬中待っている間に

皆さんへ配れるよう

差し入れのお菓子を用意した

 

当日朝に履く靴を出したら修復不可能なくらい傷んでて急いで新しく買いに行った

ダンナもスーツが体に合わなくなってたりでキチンと前もって確認しつつ喪服類も更新しないといけないなと感じた

 

斎場まで距離的にはそれほど遠くない

ただ順調なら1時間かからないが

渋滞にハマると2時間

という一か八かな一般道コースしかない

遅れるよりはマシ

ということで早めに出たら

思いのほか順調で

開始の2時間以上前に到着した

 


前回伯父に会ったのは
実に12年も前

遺影も20年くらい前のもの

エンバーミングしてもらった伯父は

棺の中でかなり小さくなっていた

亡くなると姿はみんな同じに見える

ご遺体を見るのを母は嫌がるが

私は平気みたい

母と違って

病院で最期を迎えた人しか見たことないけど

 

 

私にとって従兄弟にあたる三人兄弟

やはり12年ぶりに会ったら

いつの間にか結婚し子供が生まれてて

アラフォーでの結婚なので

大きくて高2〜中3

小1〜幼稚園

2〜4歳

と私にとっても孫のような年齢で

みんな可愛い

 

 

菩提寺が偶然

義実家祖父母のお寺と宗派が一緒

遠方からわざわざ和尚さんに来てもらい

読んだお経に聞き覚えあり親近感

真向かいに座る従兄弟のうち次男くんが

お経を一緒に口ずさんでいる

覚えてるの?

そういえば以前伯母が言ってたかも

秀才一家なんです

次男くんは長男くんの出身大学

旧帝大のPh.Dだし

コチラはお経の端々しかわからない

凡人一家ですわ

 

別室に移ってお斎をいただき

少しは打ち解けて色々近況とか

従兄弟たちとお話できるかな

なんて思ったら…

別の弔問客の対応をしている間に

父が

 

それじゃそろそろ失礼します

って…

 

 

渋滞にハマった末妹の叔母家族が

まだ来てないんですけど…

私と同い年の従兄にも会いたかったのに

 

 

まだ寿司2カンと

舞茸の天ぷらしか食べてないし

(そこじゃない)

 

 

父の突然の帰る宣言で強制終了&帰宅

慣れない道な上に

車の中では母がひとりで喋り

聞こえてない理解できてない父が無反応

母が怒る

を往復道中繰り返し

めちゃくちゃ疲れたので

帰ってからファミレスで爆食いしました