熱は下がったものの

体調いまひとつ&猛暑のため

家から一歩も出ずに

久々の映画鑑賞



 

普段キワモノを選びがちで

正直興味もなかったけど

予備知識無い方がフラットに見られるので

たまには賞を獲ったメジャーどころを

勢いでチョイス

フランス映画「エール!」のリメイク


 

見終わった感想は

 

若い子にもぜひ見て欲しい

 

かな

 

大雑把に言うと

ここ最近日本でも話題に上がる

ヤングケアラーの話

 

ろう者家族の中で育つ唯一の健聴者

(Child Of Deaf Adultsの頭文字から"CODA")

家族にはとかく依存されがちで

学校でも変わり者扱い

でも歌う事が大好きでとても上手で

家族と自分の夢との葛藤

みたいなあらすじ

 

主人公の子の歌い方が

囁くような純粋で透き通った声なので

ジョニ・ミッチェルのとは

全然違う曲に聞こえる

踊りはしないけどミュージカル映画とか

『glee』みたいな雰囲気があった

 もっとふんわりな感じだけど

 

こういう脱力して囁くような歌い方って

流行ってるのかねぇ?

 

聴き比べ

大人のジョニ・ミッチェルは

も少しフラットな歌い方

 

 

 

貧しくて家族にも頼られる分

なかなか離れる決心がつかないけど

家族の愛と絆が深いからこそ

家から送り出す姿は

別れの寂しさと希望に満ちて

ほんわかとした優しさのあるシーンだった

 

 

手話については

字幕に慣れてる分違和感なく観れる

字幕がなくても

意外と表現がわかりやすかった

 

障がい者がテーマのものは

障がいを乗り越えて云々

設定としてはこれといって目新しさはないし

下手すると感動の押し付けになりがちだけど

この作品は変に媚び諂っていない

自然なストーリーになってる

 

 

んなわけない!

 

 

って場面もあるけどさ

 

個人的にはお兄ちゃんの

手話が通じない人の間に入っていける勇気と

チャレンジする前向きな姿勢と

子を想う両親の深い愛情が

突破口になったのかな

と感じた

 

 

 

結局は依存してる側の

自立心が大きく影響する話とはいえ

今は便利なツールがたくさんあるし

確実に昔よりは垣根が低くなってるはず



フランス版の『エール!』も

予告編観る限りおもしろそうなので

今度見てみようかな

 こっちの子は若干荒削りながら

若々しい歌声ルンルン


 

ミュージカル版や舞台版が作れそう

誰か作りそう


 

ところでこの

障がい者

健常者

という言葉

もう使いづらいたらありゃしない

 

障がい者を英語だとhandicapped

っていうけどこんな差別用語

今は使ってないよね?きっと

参考にパラリンピックのクラス分けを調べると

身体的なものだと

"Impairment" ,"Impaired ~"

日本だと「欠損」という言葉を使ってる

単語が多いね

 

 

広義で使う場合だと

"People with disabilities"

"Impaired"

が一般的なんかな?

"im"も"dis"も否定的なイメージを拭えないけど

何か日本語でも違う言葉は無いのかな?

そもそもカテゴライズしちゃいけないかもだけど

別の名詞作っちゃうとかさ

言葉って難しいね