骨盤骨折して抗がん剤治療を受ける病院とは別の病院に入院した義母

1週間ほどして、担当の医師からダンナ兄弟が検査結果などの説明を受けました。

(結局月末に予定していた抗がん剤投与は受けられませんでした)

 

骨折に関しては通常骨がくっつくまで3~4週間ほどかかる。

車いすが乗れる程度になるまでは入院となるだろう。

癌の緩和ケア自体はこの病院でも可能。(おそらく癌性疼痛のコントロールのことと思われる)

血液、CT、エコー検査の結果を見たところ、肺と肝臓にもあやしい影がある。

胸腹水がみられ、おそらくは癌性のものと思われる。

抗がん剤の副作用の骨髄抑制が続いてる状態。

膵臓癌は急激に進行することが多いので余命については年単位ではないだろう。

場合によってはこの入院中に急変することもありえなくもない。

 

 

もともと消化器外科も診られるということで運ばれた病院だったため

結果的にセカンドオピニオンを受ける形になりました。

 

 

予測も覚悟もしていたので説明に驚きはありませんが、抗がん剤治療を受けてる元の病院からは転移の話を聞いていません。

 

見えない影が見えるのか?見えていても言わなかったのか?診察を受けていないこの数週間の間に急に転移したのか?見通しを知りたかったが、これまで余命に言及しないのはその後のもしもを心配してか?

第3次救急医療機関にも指定されていて、これだけ高リスクの患者なのに受け入れてくれないのは、ただただ高齢者だから?

 

なんだかどちらの病院にも疑心暗鬼になってしまい、説明を受けてかえって混乱して迷いが生じてしまいました。

セカンドオピニオンを受けることを考えている方は、まずどうしたいのかの方向性をはっきりさせてからのほうがいいかもしれません。

結局は自分の期待する答えを出してくれる医師を探すことになるのでしょうから。

 

 

そんなことを感じつつも子供たちを連れてお見舞いに行くと、1週間前からさらにやせ細ってしまっていました。やはり、寝たりまどろんだりでテレビも届かないところに明後日の方向を向いてました。

窓側のベッドではないので昼夜何時かもわからないらしい。

長男は先週も会いましたが、次男は正月以来のため、義母の姿にショックを受けたかもしれません。

なんせ変な話、頭蓋骨の形が分かるくらい頬が痩せこけてしまったから。

 

 

やはり誰かしら見舞いに来るのは楽しみみたいで誰かが来るとすぐわかるといっていましたが、負担になるので長居はしませんでした。時々ゆっくり浅い深呼吸をして苦しそうだったし。

のどが渇くだろうとのど越しがよさそうなゼリーと飲むヨーグルトを持っていくと食べてくれましたが、叔母が持ってきたカステラも「食べたけど口の中がぱさぱさしちゃって・・・」なんて言ってたので、私たちの差し入れも無理して食べたのかもしれません。

姿勢を変えるのに介助しようとしてどこが痛い?と聞いてももうあちこち痛くてうまく説明できないみたいでした。

本当は短い時間でも毎日顔を出せたらいいのでしょうが・・・。

最後は家族全員と握手して「またね」と言って帰宅しました。

 

 

1月30日  抗がん剤投与&診察を受診できず

2月1日  骨盤骨折で入院した病院で肺肝臓転移の説明あり

        変わらず寝たりまどろんだりの毎日

        少し体を起こして座れるようになった(自力では無理)

      

 

 

今後、家に帰れる場合はやっと介護保険と訪問診療を申請することになるんじゃないかな。

抗がん剤治療は今のところできないが、今後どうするか。

とりあえずは転院せず骨折がなおるまではこのままこの病院にお世話になるみたい。