正直、こうなることは遅かれ早かれ判っていたこと。


"絶対"と断言できることなんて何一つとしてないのだから。


みんなが見て見ぬ振りをしていただけ。


知らなかったではない。


教えてくれなかったではない。


見ていなかっただけ。


私たちは大なり小なり原発の恩恵を受けている。


その責任として、リスクも甘んじて受けるべきではないのか?


地面も空も海もすべてがつながっている。


あれこれ放射物質から逃れようとしたところで


ムダな抵抗のような気がする。


起きてしまったものをもう元に戻すことはできない。


ならば、これからどうするべきかを論じなくてはならないのに


すべてに時間がかかりすぎている。


現状把握をし、何をしなくてはならないかを判断するのに


どうしてこれだけ時間がかかるのか理解に苦しむ。






人はいつか死ぬのだ。


何万年、何十万年後かには絶滅するかもしれない。


そう考えると人間なんてちっぽけで刹那的な存在なのだ。


生きながらえようとしたこところで、


自然の潮流には無力だ。


ならば、その流れに身を任せるしかないのではないか?