昨日、午後から仕事で軽井沢で打合せがあったので

少し早めに着いて、吉村順三設計の「ハーモニーハウス」に

ランチを食べに行って来た。

 

軽井沢では、吉村順三設計の軽井沢別荘はよく知られてはいるが

ほかに、エロイーズ・カニングハムの「ハーモニーハウス」(音楽研修施設)

と「メロディーハウス」(カニングハム女史の別荘)が隣接して残っている。

 


エロイーズ カフェとしてオープンしているので、中に入ることが出来ます。

 

前面道路の駐車スペースから入口を見る。

 

入口

下部に通風用の窓が設けられている。

 

 

入口を入ると、大きな吹き抜けの音楽ホールがある。

ホールの中に入ることは出来ないが、横のスロープを下ると1階の

カフェに行くことが出来る。

 

一度外に出て、カフェに向かう。

(順番待ちのイスが並んでいるので、週末などは混雑するのであろう)

 

カフェの席から、外を眺めると、風景の切り取り方が絶妙!

新緑がとても綺麗で、つい時間を忘れてくつろいでしまう。

 

 

庭から、建物を見る。

方位磁石を見ると、大開口はちゃんと南に向いている。

 

大きく張り出した軒

 

この建物は、取り壊しの危機もあったそうだが、建築名作として

これからも、長く残してほしいと願う。

久しぶりの沖縄出張。

帰りの飛行機までの時間が空いていたので

念願の中村家住宅を訪ねた。

ここに来るのは、二度目で、前回来たのは12年前になる。

 

この建物は約280年前の代表的な沖縄の農家の建物である。

住宅のほか、高倉、納屋、畜舎が付随している。

 

まず、目に飛び込んで来るのが、ヒンプン(顔隠し塀)と言われる

綺麗に積み上げられた石の塀、家の中を見通せないように

目隠しのために設けられていると聞いたが、おそらく台風対策で

防風の役目もあったのでは…と想像する。

強い風を防いで、心地よい風だけを敷地内(建物内)に導く

先人の知恵であったのでは…。

 

 

 

ヒンプンを通って、敷地内に入ると、ヒンヤリとした風を感じる

ヒンプンの外の風とは、まったく違う涼しさである。

この謎は…。

おそらく、敷地の外周に防風の目的で植えられた木々の影響か?

 

中庭から、一番座、二番座を見る。

屋根の上には、守り神のシーサーが載っている。

 

 

一番座(客間)から、中庭を眺める。

心地よい風を感じながら、柱のグラデーションに気づく

(外に向かうほど柱の節が荒くなる)

当時の大工さんの美学に感動!

 

 

 

離れ座敷。 この室は建物内で一番涼しいと感じた。

 

離れ座敷の裏庭

 

今回の新発見は、屋根裏の熱気抜き、屋根瓦のデザインを一部変えて

小屋裏の熱気抜きを設けている。

素晴らしい!

 

 

 

沖縄の住宅づくりで最優先されていたのは、やはり防風対策であったのでは?

風と戦い、日差しと戦い、この過酷な環境から生み出された、建物と庭(木々)との

完璧な関係性の素晴らしさを感じることが出来た。

訪れた日は、とくかく蒸し暑い日だったが、どのにいても、心地よい風を感じることが出来た。

この建物で四季を感じたいので、次回も沖縄に来るときには、必ず立ち寄ろうと強く思う。

 

チケット売り場で、お茶のサービスも受けられる。

お茶菓子もサービスで頂けます。(お茶菓子の黒糖が凄くうまい!)

皆さんも、沖縄に行った際には、是非お立ち寄りください。

昨日、熊本出張に行った際に、「エアコンのいらない家」でお世話になっている

放射冷暖房パネルのメーカーである、ピーエス(株) オランジュリ熊本の見学をさせて頂きました。

 

この建物は、、西村好時の設計によって1919年に建てられた第一銀行熊本支店<登録有形文化財>を

ピーエス(株)によって自社のショールームとして生まれ変わり保存された。

一時は取り壊しの危機もあったそうです。

 

外観は連続するアーチ窓を用い、道路側の両端に塔屋を配し,石と煉瓦で仕上げた外観は美しく

地域のランドマークにもなっていると言う。



 

坪井川沿いの唐人通りに建つ

 

 

伺ったった時には、少しムシムシする日でしたが

館内に入ると、冷暖房パネル<PS HR-C>が稼働しており、ひんやりとした、とてもさわやかな空気に包まれる。

機械の音は全くしない、静寂な館内、これが放射冷暖房パネル<PS HR-C>空調の特徴であると言える。

 

建物内部は1、2階がダイナミックな吹き抜け空間となっていて、巨大なHR-Cパネルが設置されている。

 

 

半地下に降りる階段の手すりにもHRーCが取り付けられていた。

 

 

 

 

2階にはスタッフの事務室がある。

 

機械室も見せて頂きました。

井水を利用して、たった9.0KW×3台の水冷チラーで建物全館の冷房を行っていると伺い驚きである。

18.0KWと言うと、ちょっとした壁掛けエアコン 3~4台分で、快適な空調が出来ているという事となる。

放射式冷暖房の摩訶不思議な現象である。

 

 

2年前の震災で、一部建物に被害が出たため、現在は閉館となっているが

今後、改修工事を行い、ちょうど建物が出来てから100年目をめどに、再オープンする予定とお聞きしました。

 

改修工事が終わって、再オープンしたら、是非皆さんも、放射冷暖房パネル(HRーC)の世界を体感に行ってみて下さい。

また館内のご説明して頂きました PSオランジェリ の中島さん ありがとうございました。

 

以下、ピーエスのホームページです。

https://ps-group.co.jp/psi/orangerie

 

 

エアコンのいらない家 東京都練馬区のY様邸では、こんな感じで

放射冷暖房パネル PS HR-C が設置されています。