こんにちは！！
いかがお過ごしでしょうか？
私ことめむたんのブログに来てくださって、ありがとうございます。
最後の一文字まで楽しんでいただけたら幸いです(*^_^*)
今回紹介するのは、
「いっぽんのき」
塩野米松さん文
松本春野さん絵
です。
ビルが立ち並ぶ都会の一角に、一本の大きなどんぐりの木が立つ公園があります。
今は賑やかになってしまったこの公園の周りも、昔は雑木林や畑が広がっていたのです。
木が小さかった頃、春には花が咲き、チョウが飛び、鳥が歌っていました。
お父さんやお母さんは畑を耕し、子どもたちはトンボを追いかけ、川で魚をすくって大騒ぎ。
森ではリスやタヌキ、キツネが追いかけっこ。
セミが鳴き、トリ達が歌い、風がこの葉を揺すります。
けれども時代の流れとともに開発は進み都会ができ、動物や虫、鳥たちはいなくなってしまいました。
そんな中にぽつんと残された公園には大きくなったどんぐりの木が立っていて、おばあさんが、そのそばのベンチに座っています。
「あなたが うでを のばして こかげを つくってくれるおかげで たすかるわ。 いつも ありがとう」
そう木にささやきかけて本を読んでいると、男の子がやってきました。
お母さんがお買い物に行っている間、公園で虫取りをするためです。
なんとも素朴な絵本です。
ドキドキやワクワクはないけれど、読み進めるうちに心が静かになっていきます。
文章が多いし静かなので、少し大きくなったお子さんに適しているかもしれません。
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